職場の同僚marinさんは熱帯魚愛好家。marinさんの家にはいくつか水槽があるそうなのですが、その中の一つがどうもおかしいと・・・
良く見たら2匹くらい死んでたんですよ。
ちょっと寒くなってきたけど、ヒーター大丈夫?
ヒーターの寿命は1シーズンという話を聞いたことがありますが、私の経験上1シーズンで壊れた経験はありません。たまたまmarinさんが運が悪かっただけでしょうか?
というわけで、今日は
熱帯魚用のヒーターの寿命は本当に1年なの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。実は、私も過去にはヒーターが壊れて焦ったことがありました。熱帯魚にとって水温低下は死活問題です。実際の所はどうなのでしょうか?
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熱帯魚用ヒーターの寿命は本当に1年?
ヒーターの故障は寿命ではなく、使用方法の間違いによる破損もあります。最も危険なのは空焚きによる破損ですね。破損というよりは、火災の可能性があるので、注意しましょう。こちらの動画を見ればその危険さが良くわかります。
怖いですね。水槽の水が蒸発して減っていることに気が付かないことがありますが、そんな時は要注意ですね。
さて、熱帯魚用のヒーターって夏場はどうしてますか?私は水槽の水に浸けた状態で電源だけ抜いています。しかし、marinさんの場合はヒーターを水槽から取り出して保管していたということでした。
これは推測になりますが、ヒーターを使用しない時期に水槽から取り出して保管することによってヒーターに使用しているゴムの劣化がより進むのではないかと考えます。その結果、ヒーター内部に水が入り、ヒーターが破損。
実は、ゴムの劣化というのは加水分解と言われ、水があることでゴムの分解が進みます。ゴム製品を触って粘り気を感じたことがあると思いますが、あれが加水分解されたゴムです。
勿論、水槽用のヒーターなので水には強い材質のゴムを使用しているはずですが、やはり水に強いと言っても劣化するのは当然。そして、水に浸けたり出したりすることで、その劣化速度が速まるのではないでしょうか。
理由はそれだけでは無いと思いますが、メーカーのホームページを見ると、
ヒーターは消耗品です。1年を目安に新しい物と交換してください。
と、大きく書かれています。ヒーターは消耗品だそうです。日常生活において、ヒーターが消耗品という認識はありませんよね。例えばコタツのヒーターは毎年交換しましょうなんて書かれていたら買う気も失せます。
しかし、熱帯魚用のヒーターは消耗品扱いなのです。ヒーターが壊れたら熱帯魚は生きられない可能性が高いので、安全を考慮して毎年交換するのが良いでしょう。
ヒーターは毎年交換???
とはいえ、私自身はヒーターを1年で交換していません。他の熱帯魚愛好家達はどうされているのでしょうか?ネットで情報を収集してみました。
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やはりヒーターは消耗品?1年で交換を推奨します!
ネットのQ&Aサイトを見ていると、やはり同じような状況で熱帯魚用のヒーターが破損したという報告が多いようです。そこで、ヒーターの寿命に関する回答を下にまとめてみました。
- 1個の水槽に2個のヒーターを使用する
- 毎年夏の終わりに新しいヒーターと交換する
- ヒーターは壊れるまで使用する
- 20年使っているが壊れていないヒーターもある
- 4~5年は使っている
1本の水槽に2個のヒーターを使用している方はちょくちょく居られるようです。例えば200Wのヒーターが必要という水槽に150Wのヒーターを2個つけることで、片方のヒーターが断線で壊れたとしてももう一つのヒーターがあるので少しだけ安心できるという理論ですね。
但し、2個使用するということは故障率も2倍になるわけで、それが対策方法として適切なのかどうかというのは微妙はところですね。また、破損が断線ではなく、ショートして加熱され過ぎた場合は何の対策にもなっていません。
意外だったのが、長年使用されている場合もあるということでした。中には20年以上使用し続けていてもまだ現役で頑張っているというヒーターもあるようです。そのくらい長持ちすると良いのですが・・・
上の意見の他に、ランプ付きのヒーターを使用するのが良いとの話もありました。ランプ付きなので、寿命が来たらすぐにわかります。
ですから、ランプが切れた(壊れた)場合に、すぐに対応できます。予め新しいヒーターを準備しておけば、すぐに交換できますね。私もランプ付きのヒーターを1個だけ使用していますが、今のところ切れていないので実際は切れたらすぐに気付くのか否かわかりませんが、確かに分かり易いですね。
まとめ
今日は熱帯魚用ヒーターの寿命について取り上げてみました。
メーカーのホームページには「ヒーターは消耗品です。1年を目安に新しい物と交換してください。」と書かれている通り、ヒーターの寿命は約1年、つまり1シーズンと言われています。
1年というとかなり短いように思えますが、その最も大きな要因がゴムの劣化によるものと思われます。ゴムは加水分解によって徐々に劣化し、ヒーター内部に浸水する可能性が高くなります。そして、その結果としてヒーターが破損。寿命となるわけですね。
では、その対策はどのようにすれば良いでしょうか?対策としては次の2択でしょう。
- 夏の終わり頃に新しいヒーターに交換する
- ヒーターの寿命まで使用し、破損したらすぐに交換する
やはりヒーターは1シーズンで交換するのが最も良いでしょう。しかし、寿命を迎えていないヒーターを新しい物に交換するというのは少し抵抗があります。そんな場合は、やはり寿命を迎えてからすぐに交換するのが良いでしょう。
しかし、ヒーターが破損したか否かというのはすぐにわからない可能性が高くて困りますよね。そんな時はランプ付きのヒーターを使用することで早く気付くことができます。ですから、できることなら、ヒーターはランプ付きを使用しましょう。
熱帯魚にとってヒーターの寿命は死活問題です。特に冬場にヒーターが破損したとなると、多くの熱帯魚が打撃を受けることになるでしょう。そうならないように、常に温度管理をしておくことが必要ですね。
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