先日は私の住んでいる地方でも停電がありました。短時間だったのと、夏場だったので飼育している熱帯魚には特に影響がなかったのですが、これが冬で1日、2日と停電が続いたらと考えると怖いですね。熱帯魚全滅ということになりかねません。
メダカが更に人気出そうですよね。メダカが人気の理由はこちら。
これだけ人気があるのにメダカを飼育しないわけにはいきません。
でも、メダカって卵の状態で売ってるん?知らなかったわ。
そんなわけで、メダカの卵をヤフオクで購入することにしました。メダカの品種は凄く多くて困ったのですが、とりあえず「月虹」という品種のメダカの卵にしました。卵30個+10個で500円(+送料180円)だから、何となく得した気分。
というわけで、今日は
メダカの卵を通販で購入!ちゃんと育つの?
ということについて、レポートしていきたいと思います。ヤフオクで落札したのが9月11日(火)。翌日に発送して頂きましたが、到着したのは9月15日(土)でした。何匹のメダカが成長するでしょうか・・・
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目次
メダカの卵を通販で購入するのはリスクが高い?
メダカを通販で購入する場合、卵の状態で購入するというのはあまり聞いたことがないかもしれませんね。実は、楽天市場やAmazonの通販サイトでメダカの卵を販売しているショップというのは殆ど無いのです。メダカの卵販売が多いのは、ヤフオクです。
こちらの動画もヤフオクでの出品ということを前提に話をされていますね。
では、どうしてヤフオクなのでしょうか?
答えは簡単。卵の販売は凄くリスクが高いので、ショップでの販売は難しいからですね。では、どのようなリスクが考えられるでしょうか?
- 全ての卵が孵化するわけではない
- 孵化しても育たない可能性が高い
- 新しい品種の場合は思ったような固体が生れない場合がある
では、実際に購入した卵はその後どうなったのかということも紹介しながら、それぞれの項目について考察してみたいと思います。
全ての卵が孵化するわけではないとは理解しているが・・・
まず、購入するメダカの卵は有精卵であることが大前提ですが、実は有精卵だからと言っても全ての卵が孵化するわけではありません。今回の購入には死着保証として10個の卵を付けてくださいました。全部の卵が孵化すれば40匹の稚魚が生れるはずですが・・・
メチレンブルーを薄目に入れた水を小さな容器に中に入れ、その中に卵が入った状態で発送されてきました。こちらが送られてきた様子です。
メチレンブルーは卵のカビ防止に良く用いられますが、有精卵と無精卵の判別にも非常に有効です。ですから、カビ防止と共に有精卵のみを選別して送って頂けたのだと思います。一般的に有精卵であれば孵化率は非常に高いようで、特に意識しなくても殆どの卵が孵化すると言われています。
軽く水合わせをして、プラケースに移してみました。カビの生えている卵は無さそうです。発送されてから5日が経過しているのですが、孵化している卵はありませんでした。
果たして、40個の卵の内、何匹のメダカが孵化するのでしょうか・・・
メダカの卵は本当に孵化率が高いのか!?
現在のところ、まだ孵化した卵はありません。発送から5日目なので、まだ何とも言えませんがいくつかの卵は中に目らしき物が見えるので、もうしばらくすると孵化するのではないかと考えています。
個人的には
って思いたいのですが、結果を楽しみにしたいと思います。実際に孵化してから報告します。
しかし、通販サイトで40個の卵を購入したのに、もし20匹しか孵化しなかったとなると、そのサイトに低評価のレビューを書きますよね。
なんて書くかもしれません。ショップ側としては最初から100%孵化するなんて思ってないのに、こんなことを書かれたら商売ができなくなってしまいますよね。
ですから、卵が孵化しないというのは、購入する側にとってもデメリットですが、販売する側にとってもデメリットなのです。
では、無事に多くの卵が孵化したとして、どれくらいの稚魚が大きく成長するのでしょうか。
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メダカの卵が無事に孵化しても成長させるのは難しい?
メダカの飼育は比較的容易だと言われています。しかし、実は私は幾度となく失敗しているのです。時には産卵し、多くの稚魚が生れて喜んだこともありましたが、それも長くは続きませんでした。
私の肌感覚では・・・
と思っています。初心者向けと言われることがありますが、初心者が長くメダカの飼育をし続けるのは非常に難しいのではないでしょうか。つまり、無事に孵化した稚魚を育て上げることも難しいと考えます。
メダカが卵から孵化した直後(約3日間)というのは、ヨークサックの中の栄養があるので餌を与える必要がありません。しかし、ヨークサックがなくなってからは餌が必要となります。しかも、孵化してから2週間くらいの間は食欲旺盛なんですね。
メダカの稚魚の死因としては、捕食されるというものが最も多いのですが、隔離していても成長せずに死んでしまうことがあります。その原因として最も多いのが餓死です。
ですから、メダカの稚魚が餓死しないように注意して餌を与える必要があります。かと言って、餌の与え過ぎは水質悪化に直結しますから、これもまたメダカの成長には悪影響です。そう考えると非常に難しいですよね。
最も良いとされるのが、プランクトンが豊富なグリーンウォーターの中でメダカを飼育するというものですが、グリーンウォーターを作るのも大変ですし、維持するのも大変です。また、グリーンウォーターの中ではメダカの観察も難しいですよね。
生存率をUPさせるには、こちらの記事を参考にしてください。
つまり、10匹の稚魚が生れたとして、10匹全てが死なずに成長するというのは非常に難しいのです。ですから、通販サイトでは大々的にメダカの卵を販売するのは難しいんですね。
では、購入したメダカの卵が無事に孵化し、大きく成長したときのことを考えてみましょう。
新しい品種のメダカの卵!思った通りの個体に成長する?
今回購入したメダカの卵は「月虹」という比較的新しい品種です。メダカの品種に詳しいわけではありませんが、3年くらい前までは数万円単位で取引されていた品種だそうです。
しかし、今ではそこまで高くはありません。とは言っても、通販サイトを見ると1ペア2,000円と書かれているので、かなり高額。でも、数万円から2千円に下がるって不思議ですよね。こんなに価格変動があるってどういうことなのでしょうか。
実は、メダカはどんどん新しい品種が作出されています。美しい個体を掛け合せて新しい品種が生み出されていくわけですが、新しい品種が定着するのは難しいのです。成魚として販売されているメダカは選別された綺麗な個体ですよね。しかし、どう考えても卵の状態で選別するのは無理です。
つまり、私が購入した月虹メダカの卵は孵化して綺麗な月虹メダカに成長するかと否かわからないということですね。必ずしも親魚と同じような綺麗なメダカに成長するとは限らないわけです。
これって品種に拘っているメダカマニアにとってみれば、かなり大きなリスクですよね。私の場合は全然気にしないのですが・・・
メダカが成長するまでに要する期間は3~4ヶ月です。我が家の月虹メダカは今はまだ稚魚ですので、3ヶ月後の姿が楽しみです。綺麗な月虹メダカに成長するでしょうか。
まとめ
今回、メダカを卵の状態で購入してみたので、その報告と卵の状態での購入リスクということについて考えてみました。では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
メダカを卵の状態購入することは主に3つのリスクがあります。
- 全ての卵が孵化するわけではない
- 孵化しても育たない可能性が高い
- 新しい品種の場合は思ったような固体が生れない場合がある
これは購入する側にとっても大きなリスクですが、品質を第一に考えている販売するショップ側にとっても大きなリスクとなります。やはり良い個体をお客さんに届けたいというのが商売のコツですよね。その点、卵でのメダカの購入というのは難しいと思われます。
但し、上記のリスクを受け入れることを考えると、メリットもあります。それは、
- 梱包・発送が簡単(安い)
- 価格が安い
- 孵化させる喜びを味わえる
という点ですね。卵の状態なので、発送に関してはそれ程気を遣わなくても問題ありません。そして、価格は購入者側から見た場合、通常のメダカの購入方法よりもかなり安く購入できると思います。それは販売者側から見ても、世話に手間が掛からないという部分もあるのでしょう。
また、通常ならメダカをしばらく飼育してからではないと体験することができない「孵化」を体験することができるでしょう。
メリットとデメリットをよく考えてから購入しましょう。私の場合は、品種にそれ程拘りを持っていないので、価格の安いメダカの方が有難いです。
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