あなたは水槽のコケ対策ってどうしてますか?私は石巻貝さんに頼りっきりですが、職場の同僚marinさんは貝の見た目が駄目みたいです。
とは言ったものの、実は調べてみるとコケを食べる熱帯魚って意外と多いことがわかりました。
というわけで、今日は
コケを食べる熱帯魚の中でおすすめは?
というテーマを取り上げてみたいと思います。水槽に生えるコケと言っても種類が沢山あります。そして、コケを食べる熱帯魚にもどのコケを好んで食べるというのがあるみたいなんですよね。きっとあなたの水槽に最適の熱帯魚が見つかるはず!
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目次
コケを食べる熱帯魚ベスト9!
コケを食べる熱帯魚と聞いて、一番に思いつくのはオトシンクルスです。動きも可愛いですし、多くの魚種との混泳も問題ありません。でも、よく見ると口がちょっとグロテスクなんですね。
さて、コケを食べる熱帯魚は勿論オトシンクルスだけではなく、調べてみると意外と多いことに気が付きました。その中でも、コケを食べる熱帯魚として有名なのは下記の種類です。勝手にベスト9として登録しました。
- オトシンクルス
- オトシンネグロ
- サイアミーズフライングフォックス
- プラティ
- ブラックモーリー
- ペンシルフィッュ
- プレコ
- アルジイーター
- ペルヴィカクロミス・プルケール
それぞれに特徴があり、飼育するには一長一短という感じがします。大きく違うのはそれぞれが食べるコケの種類ですね。コケには下のような種類のものがあります。
- 糸状藻
- アオミドロ
- 黒ひげゴケ
- 茶ゴケ・珪藻類(けいそうるい)
- 藍藻
- アオコ(グリーンウォーター)
- 斑点状藻
では、それぞれのコケの種類とそれを食べる熱帯魚はどれなのかということを考慮しつつ、もう少し詳しく見ていきましょう。
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茶ゴケ(珪藻)・斑点状藻を食べるのはオトシン!
茶ゴケは水質が不安定なときにに発生しやすい茶色い柔らかいコケ、斑点状藻は主にガラス面などに発生する丸い円状のコケです。これらを食べる熱帯魚は
- オトシンクルス
- オトシンネグロ
- アルジイーター
- プレコ
です。アルジーイーターは成魚になると12cm程度、プレコは購入時には小さくて可愛いのですが、気が付けばかなり大きくなってしまって手に負えない・・・ということにもなりかねません。ですから、私のオススメはオトシンクルス・オトシンネグロです。
オトシンクルス・オトシンネグロはガラス面に付着した柔らかいコケを舐めるようにして食べるのが得意ですね。
オトシンクルスとオトシンネグロは非常によく似ていますね。しかし、模様や大きさが少し違うので、その違いを知れば判別は容易です。オトシンクルスは成魚の体長が約5cm、オトシンネグロは約4cmと、オトシンクルスの方が若干大きくなります。模様はオトシンネグロの方が濃い色をしています。
肝心なコケ取り能力としては、オトシンネグロの方が優れているという報告が多いようですが、微々たるものでしょう。
問題となるのが、水槽内のコケを食べ尽くした後の餌です。人口餌にはなかなか慣れない場合が多いので、コケのある状態の時から人工餌に少しずつ慣れさせる必要があるでしょう。人口餌に慣れない場合、餓死する可能性が高いので気を付けたいところです。
では、続いて黒ひげゴケについて見ていきましょう。
除去が困難な黒ひげコケにはサイアミーズフライングフォックス
水槽内に黒いヒゲ状のコケが生えることがあると思いますが、この黒ひげゴケは一旦生えるとなかなか除去できないという困ったヤツです。例えば、流木などに生えた場合は取り出して木酢液に浸けることで除去できるのですが、取り出すことのできない部分に生えている黒ひげゴケに関してはかなり難しいですね。
私も、こすってもなかなか取れなかったので半ば諦めかけた経験があります。そんな時に知ったのが、黒ひげゴケを食べる珍しい熱帯魚「サイアミーズフライングフォックス」です。
サイアミーズフライングフォックスはコイ科の地味な熱帯魚。地味と言われていますが、個人的にはスレンダーで格好良いヤツだと思っています。コケ取り能力も高く、非常に優れた魚種だと思っていましたが・・・
成長すると12cmにもなるので、小型水槽には向いていません。動きも早く、気性が荒い個体も多いようです。ですから、混泳には不向きということになりますね。私が飼っていたサイアミーズフライングフォックスはたまたま気性の優しいタイプだったのかもしれません。
そして、コケ取り能力についてはかなり個体差があるようですし、人口餌の味を覚えるとコケを食べなくなります。ですから、サイアミーズフライングフォックスを購入する時はその点も考慮してから購入に踏み切りましょう。
では、次は糸状藻を食べる熱帯魚について見ていきましょう。
糸状藻の除去にオススメの熱帯魚はプラティ・ブラックモーリー!
糸状藻を食べる熱帯魚は
- プラティ
- ブラックモーリー
- ペンシルフィッシュ
- サイアミーズフライングフォックス
などです。
その中でもオススメは、プラティとブラックモーリー。観賞魚としても人気の高い両者ですが、人気の秘密はやはり繁殖にあるのではないでしょうか。両者とも卵胎生なので、水槽内で繁殖を容易に楽しむことができます。
特にプラティは見た目も可愛く、種類も豊富なので古くから熱帯魚マニアには人気が高い魚種ですね。ブラックモーリーは体色が真っ黒ということもあり、その見た目から敬遠されることもありますが、大食漢なのでコケも良く食べます。
しかしながら、両者ともにコケが主食というわけではないので、餌が足りない場合にコケを食べるという感じです。ですから、餌が十分足りている場合には自ら進んでコケを食べるということはありません。
また、ブラックモーリーが凄いところは、油膜も食べるというところですね。油膜に困っているなら、ブラックモーリー一択でしょう。
まとめ
今日はコケを食べる熱帯魚ということを取り上げてみました。もういちど記事を振り返ってみましょう。
一般的に入手できる熱帯魚の中でコケを食べる魚種は主に下に示す通りです。
- オトシンクルス
- オトシンネグロ
- サイアミーズフライングフォックス
- プラティ
- ブラックモーリー
- ペンシルフィッュ
- プレコ
- アルジイーター
- ペルヴィカクロミス・プルケール
この中でもオススメするのは以下の通り。
- オトシンクルス
- オトシンネグロ
- プラティ
- ブラックモーリー
ちなみに、ベスト9の最後にペルヴィカクロミス・プルケールを入れましたが、シクリッドなので気性が荒く多魚を攻撃するので混泳には向いていないと思います。単独飼育ならおすすめしますが、混泳水槽には不向きなのでおすすめしません。
結論として、marinさんは水槽面のコケを食べる熱帯魚を求めているということなので、オトシンクルスかオトシンネグロで決まりでしょう。
また、魚ではなく、貝を導入するというのもおすすめです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
但し、コケ取り生体でも取り除けない程、コケの成長が凄い場合にはこちらのコケ取りグッズがおすすめです。
生体だけに頼るよりも、生体+人力の二人三脚(?)でコケ対策をするのが一番かもしれませんね。
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