あなたは水草が光合成するときの光について考えたことがありますか?アクアリウム用品の中でも照明は各メーカーから様々な商品が販売されていて、何を買えばよいのかわからないかもしれませんね。
実は私も水草用のライトについては詳しくわからなかったので、これを機に調べてみることにしました。実は、我が家の水槽のライトもイマイチなので、水草達がもっと光合成をしてくれるライトを探していたところなのです。
というわけで、今日は
水草の光合成にはどんなライトを選べば良いの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。アクアリウム用品のライトは種類も価格も種類が多過ぎて困りますよね。でも、できるなら安く済ませたい。最低条件が水草の光合成!そんなライトってあるのでしょうか?
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水草育成用のライト!最近はLEDが主流?
アクアリウム用のライトと言えば、次の3種類。
- 蛍光灯
- LED
- メタハラ(メタルハライドランプ)
この中で、メタハラについてはかなり高級なイメージ。水草育成にはメタハラが良さそうとは思いますが、価格が高すぎて私にはちょっと手が届かないということで、今回は除外します。
私がアクアリウムを始めたころ、水槽用のライトと言えば蛍光灯でした。LEDはまだ商品化されていなかったと記憶していますが、その後、LEDも少しずつ商品化されるようになってきました。しかし、当時はまだ価格も高く、しかも水草の光合成には適さないと言われていました。
と言われていた時代です。
しかし、最近ではアクアリウム用のライトと言えばLEDが主流。蛍光灯を購入しようと思っても品数が凄く少ないので入手困難な様子ですよね。逆にLEDの方が品数が多くて、価格も以前よりは安定してきているようです。
何より、水草の光合成に必要な光の成分についてもわかってきたようで、「水草育成に」と書かれた商品も多くなってきました。
こちらの動画では、ライトを変えたらブセの花が咲いたということでした。ライト一つで水草の育成が変わるということが驚きです。
使用されているライトは「GEX CLEAR LED POWER Ⅲ 450」という製品です。大まかなスペックは
- 750ルーメン
- 3色LED
- Ra85
と書かれています。そんなに凄いイメージは無いのですが、ブセが花を咲かせたということで興味津々です。では、何がどう凄いのでしょう?水草の光合成に必要な光の成分って何なのでしょうか?
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水草の光合成に必要な光の成分は・・・
水草の光合成には青色の波長と赤色の波長を主に使用しているそうです。光は波長の短い方から紫→青→緑→黄→橙→赤の順になっています。つまり、赤色の光は波長が長いということになります。まとめると、こういうこと。
- 青色:400~500nmの波長
- 赤色:600~700nmの波長
つまり、水草の光合成を促し、成長させたいという場合には青色の光と赤色の光を照射してやれば良いということになります。しかし、実際に水草育成用のライトを購入する時にはどのような点を見れば良いのか、よくわかりませんよね。
アクアリウム用LEDライトの場合、以下のような表記があります。
- 消費電力(W)
- 明るさ(lm)
- 色温度(K)
- 演色性(Ra)
まずは消費電力。蛍光灯などの場合は消費電力で凡その明るさというものが判断できたのですが、LEDの場合は消費電力が少ないのでそれだけで明るさを判断するのは難しいのです。ですから、ルーメン(lm)という単位で明るさを表記する必要があるということになります。
普通に考えれば明るい方が光合成には有利でしょう。しかし、明る過ぎる光も問題となる場合があるので注意しましょう。アクアリウム用のライトを購入する場合は特に問題はありませんが、そうでないライトを使用する場合などは光が強すぎる場合もありますので、使用前に良く確認しましょう!
色温度というのは、白色光源に対してその光の色合いを定量的に表した数値です。暖色系(赤っぽい)は色温度が低く、寒色系(青っぽい)は色温度が高くなります。自然光が5000~6000Kですが、アクアリウム用のライトの場合は色温度が6000~12000K(黄色~白)が好まれ、光合成にも良いといようです。
また、演色性というのは自然光にどれだけ近い色の光なのかということを数値で表したものです。つまり、太陽光をRa100とし、太陽光に近ければ100に近い値になります。ちなみに、一般的な蛍光灯のRaは60程度ですが、先程の動画で使用されていたLEDはRa85ということなので、より太陽光に近い光ということになります。
しかし、これらの数値だけを見ても私のような素人にはさっぱりわかりません。そんな私でも、商品説明をよく見ると分かり易い表記があることに気が付きました。例えば、先程の動画にあったライトのシリーズより「GEX クリアLEDパワー3 600」という商品を見てみましょう。
商品説明の中に、下のような画像があります。
図より、青色(400~500nmの波長)と赤色(600~700nmの波長)の光が含まれていることが良くわかりますね。つまり、水草が光合成をするのに必要な光の成分が含まれているということになります。
他の製品においても同じような商品説明画像があったり、文章で「青色(400~500nmの波長)と赤色(600~700nmの波長)の光が含まれています」というような表記があるので、そういった商品を購入するのが良いでしょう。
まとめ
今日は水草の光合成に必要なライトについて取り上げてみました。水草を育成させるには、光とCO2が重要ということはわかっているのですが、アクアリウム用のライトの種類が多過ぎて選ぶのにも苦労します。
しかし、もう安心ですね。これである程度の目安はわかったと思います。
ちなみに、CO2に関しては、私は現在発酵式の自作CO2添加装置を使用しています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
今日の話をまとめると、こういうことになります。
- できるだけ明るい
- 青色(400~500nmの波長)と赤色(600~700nmの波長)が含まれている
明るさに関しては、ルーメン(lm)の値を見て、水槽の大きさで判断する必要があります。できるだけ明るいライトを選ぶか、またはライトを2個使用するなどの工夫をするのが良いでしょう。
波長に関しては、商品説明の中で「青色(400~500nmの波長)と赤色(600~700nmの波長)の光が含まれています」という表記があるか、下のような説明画像で光の成分を確認するのが良いでしょう。
価格としては、どうやら3千円以下の安価な商品にはそのような説明が無いように感じましたので、水草の光合成を考慮して購入するなら3千円以上のライトを選ぶのが良いでしょう。
アクアリウム用の商品だからと言って安心してはいけません。アクアリウムと言っても、単純に観賞魚の為だけのライト(水草育成には適さない)もあります。ですから、ライト購入の際にはきちんと光の成分を確認してから購入しましょう。怪しい場合にはメーカーに直接確認するのが良いでしょう。
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