ブセファランドラが群生している水槽って迫力ありますよね。でも、結構高級な水草なので大量には購入できませんし、成長も緩やかなので増やそうと思うと本当に時間が掛かりそうです。どうやらmarinさんもそんな水槽に憧れているようですね。
実は、うちにはブセファランドラが数株あるのですが、そのどれもが石に活着状態で購入したものばかりなのです。ですから、自分で活着させる手順とか、根はどうするのかとか、そういうことはわかりませんでした。
というわけで、今日は
ブセファランドラを活着!根は切っちゃ駄目なの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。ブセファランドラはかなり強い植物なので、滅多に枯れることはないようです。とは言っても少しでも早く成長した姿を見たいですよね。ブセファランドラにとって最適な活着の方法はどのようにすれば良いのでしょうか?やはり、アヌビアスナナと同じように、根は切っちゃっても大丈夫なのでしょうか?
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ブセファランドラを活着させよう!下準備で根を切るの?
まず、ブセファランドラをどのように石や流木に取り付けるのかということですが、YouTubeを検索すると多くの動画が出てきますね。例えばこちら。
こちらの方もブセファランドラを接着剤で石に接着されています。marinさんと同じですね。接着剤が流行りだしたのは最近だと思います。ですから、今でもまだ主流はビニタイで巻き付けたり、木綿糸やテグスで巻き付けるという方が多いのではないでしょうか。
さて、肝心のブセファランドラの根については、動画では少しわかりにくいかもしれませんが、切らずにそのまま石に接着されていますね。調べてみると、ブセファランドラは根を切ると調子を崩すという報告が多いようです。
アヌビアス・ナナは根を切ってもすぐに新しい根を出して石や流木に活着するのですが、ブセファランドラはどうやら根の役割が違うようです。アヌビアス・ナナについてはこちらの記事もご覧ください。
アヌビアス・ナナの根は活着の為の根です。しかし、ブセファランドラの根は養分を貯め込む為の根(根茎なので厳密には茎)なのです。ですから、根を切るということは必要な養分を捨ててしまうということになります。
つまり
ブセファランドラを活着させようとしたときには根を切らない方が良い
という結論になります。但し、邪魔だと思われる場合には揃える程度に切るようにした方が良いかもしれませんね。
但し、どうやらブセファランドラの根は長いままにしておいた方が成長が早いようです。
ブセファランドラの活着は仮の姿?調子を上げるには・・・
前述したように、ブセファランドラの根は栄養を貯め込む為のものです。では、どうして石や流木に活着させるのでしょうか。
実は、我が家のブセファランドラはある時期から急激に成長し始めた感じがしました。特に光を強めたわけでもなく、CO2を添加したわけでもありません。(現在CO2の添加を止めています)
良く観察して見ると、根が伸びてソイルまで到達しているようです。

ブセファランドラは根に栄養を貯める
これは憶測ですが、ブセファランドラを活着させるのは根がソイルに到達するまでの重しに過ぎないということです。根がソイルに到達してからの成長速度は著しく速いくなります。
では、ブセファランドラを育成するのに最適な方法は何でしょうか?
ブセファランドラは小さな物に活着させるべし!
marinさんはヤフオクでブセファランドラの中でも小型の種であるシンタンを購入されました。なんと、結構な量があって980円+送料ということなので、とってもお得な買い物だと思います。
しかし、残念なことに大き目の溶岩石に接着剤で接着してしまったのです。しかも、根を短く切って・・・
ただでさえ小型の種のブセファランドラなのに、大き目の溶岩石に、しかも根を切って接着したということは、根がソイルまで到達するのにかなりの時間が必要でしょう。

溶岩石に接着したブセファランドラ
ですから、私がブセファランドラを活着させる時には、marinさんを反面教師として小さめの石などに活着させたいと思います。そうすれば少し伸びた根もすぐにソイルに到達するのではないでしょうか。
栄養をたっぷり吸収して早くブセファランドラを群生させたいですよね。
まとめ
今日は、ブセファランドラを活着させる時の根は切るべきなのか否かということについて考えてみました。
もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
ブセファランドラは根の部分に栄養分を溜め込む性質がある為、根を切ってしまうと調子を崩す可能性が高くなります。ですから、ブセファランドラを石や流木に活着させるときには根は切らない方が良いでしょう。
その時に使用する石や流木は、根が伸びて底砂に到達し易いようになるべく小さめの物がおすすめです。良い石や流木が無い場合は、リングろ材などで代用するのも良いでしょう。

急に成長速度を速めた我が家のブセファランドラ
また、買ってすぐに株分けなどをすると、植物とは言えかなりのストレスや負担を掛けることになります。ですから、株分けをしたいのなら、しばらくあなたの水槽内で育成してからにしましょう。
ブセファランドラは非常に強い水草ですが、それでも無理をさせてしまうのは良くありません。じっくり時間を掛けて育成していきましょう。いつかは色んな種類のブセファランドラを群生させてブセの森を作りたいですね。
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