アクアリウムに興味を持ち始めると、綺麗な水草水槽に出会ってしまいます。あなたも綺麗な水草水槽に憧れ、自分でもやってみたいと思ったのではないでしょうか?しかし、綺麗な水草を保とうとすれば、CO2の添加が必要だということに気が付きます。
CO2の添加って自作できるの?
最近本当に簡単な自作のCO2添加システム作ったんよ!
水草と言えば光合成。光合成と言えばCO2。ということで、美しい水草水槽にはCO2の添加が必須ですが、色んな意味でなかなか大変。
実は、CO2添加システムは以前にも作ったことがあったのですが、意外と手間が掛かることもあり、すぐに辞めてしまいました。自作の場合はコストよりも手間が掛かるのが問題ですよね。
というわけで、今日は
水草に必要なCO2!自作するなら最もラクな方法で!
というテーマを取り上げてみましょう。今までどうして気が付かなかったのか不思議なくらいでした。これなら長く続けられそうです。
SPONSORED LINK
水草水槽の自作CO2と言えば発酵式が有名ですが・・・
水草の育成に必要なCO2を強制添加する方法は主に下の3種類。
- ボンベ式
- 発酵式
- タブレット式
実際は他にもありますが、最も効果的なのがこちらの3つの方法です。ボンベ式は設備が必要なので初期費用が掛かりますし、ボンベ自体も意外と高価なのでランニングコストも掛かります。
最も簡単なのがタブレット式ですが、なかなか効果を実感できないというのが本音。
そんなことを感じる方は迷わず自作されるわけですが、自作と言えば発酵式というのが一般的です。多くの方が動画やブログで紹介されていますね。例えばこちらの動画。
動画を見ると、発酵式CO2添加装置は簡単に自作できることが分かったと思います。必要な材料は以下の通り。
- 空のペットボトル(炭酸飲料用)
- 砂糖
- ゼラチン or 寒天 or 重曹 or 塩
- イースト菌(ドライイースト)
- エアーチューブ
- エアーチューブジョイント
- エアーストーン or 割り箸
- 逆流防止弁(なくても可)
見てわかる通り、費用は殆どかかりません。ランニングコストについても、ボンベ式と比較するとかなり安上がりです。ボンベ式と違ってCO2の添加量を調節できないのが難点ですが、その他については特に問題が無さそうに見えます。
しかし、発酵式には最大のデメリットがあるのです。それは、発酵が終わってしまったら、新たに材料を測って入れなければならない点。ペットボトルにマジックで線を描くなど、イチイチ量を測らなくても良いような工夫をしても、やっぱり手間が掛かる。
何か良い方法が無いかな~って思っていたら、違う方法でCO2の添加をされている方がいました。
ということですね。お酒を飲む時に使用するアレですね。糖分の入っていない、ただの炭酸水です。炭酸水は化学反応式で書くとこうなります。
炭酸水は分解されるとCO2が発生するので、このCO2を直接水槽に添加すればいいということになります。
炭酸水って1リットルで100円くらいで売ってますよね。ちなみに、近所のスーパーに買いに行ったところ、1リットルのペットボトルが98円で販売されていました。。
では、超ラクチンCO2添加装置の自作をしてみましょう!!
SPONSORED LINK
CO2添加装置の自作も手間を省こう!
動画内でも紹介されていましたが、意外と大変なのが、ペットボトルの蓋に穴を開け、エアチューブジョイントを挿し込むという作業。手順は次の通り。
- 熱したドライバーやキリを使って穴を開ける
- 穴を徐々に大きくする
- エアチューブジョイントを取り付ける
- 空気漏れが無いように接着剤で固定する
それ程大変な作業ではありませんが、私はこの手間を省きました。それが、こちら。
ペットボトルキャップですね。100均ショップで購入して来ました。色々なタイプがあるのですが、シリコンチューブが外側に出ているタイプ。実は、このチューブ!エアチューブジョイントがぴったり!と、思ったら、ほんの少し太いみたいでエア漏れしたので結局接着剤でとめました。
あとは、エアチューブを延長して、先にエアストーンを取り付ければ完成です。通常の醗酵式CO2を自作する場合は空のペットボトルを用意しなければなりませんが、炭酸水をそのまま使用するので空のペットボトルも不要です。
というわけで・・・
あっという間に完成!!
では、どんな感じでしょうか?
水草水槽に炭酸水のCO2を!どのくらいの期間可能?
見た目さえ気にしなければ、あっという間に完成してしまうので、早速水槽内に入れてみましょう。
発酵式の場合はCO2が発生するのは約2週間(500mlの場合)です。気温によっても変わりますが、概ね2週間程度です。では、炭酸水の場合はどのくらい使用可能でしょうか?
炭酸水も気温によって多少の違いはあると思いますが、11月現在の室内で約10日間使用可能でした。100円で10日間使用可能ということは、1ヶ月で300円。発酵式だともっと安くできますが・・・
手間を掛けないということを考慮すると300円/月は安い!!
と思いませんか?ちなみに、小さなボンベ(74g)の場合、CO2の添加が1秒間に1滴、1日8時間と考えると約1カ月使用可能です。
コスト計算すると、74gのボンベが約400~500円なので、ほんの少しだけ高いということになりますが、初期費用を考えるとやはりなかなか手を出しにくいですよね。それに、私が住んでいるような田舎ではボンベを購入するのも大変です。
まとめ
今日は、水草育成の為にCO2を強制添加する為の装置について取り上げてみました。今までのCO2添加方式とはちょっと違った方法ではありませんでしたか?
では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
CO2を強制添加する方法としては、主に下の3つの方法があります。
- ボンベ式
- 発酵式
- タブレット式
しかし、ボンベ式はコストが掛かるのでなかなか手を出す勇気がでません。更に、タブレット式では何だか効果が期待でき無さそうなイメージです。多くの人が、消去法で発酵式を自作ということになるのですが、今回は別の方法でCO2を強制添加してみました。
それが、炭酸水を利用したCO2添加装置です。自作と言えば自作ですが、殆ど自分で作る物はありません。
無理矢理手順を書くとすればこんな感じ。
- スーパーで約100円の炭酸水(1リットル)を購入
- ダイソーでペットボトルキャップを購入
- エアチューブを延長
- エアストーンを付ける
エアストーンが無ければ割り箸でも代用可なので安上がりだと思いませんか?気温によっても違いますが、1リットルの炭酸水で約10日間CO2の添加が可能ですので、1ヶ月で約300円です。特売日なんかを利用してまとめ買いするのも良いですね。
そして、発酵式ではないので、添加したくないとき(夜間など)はキャップを締めておけば多少は長持ちしますよね。(発酵式の場合は発酵を止めることが難しい)
これなら手間もお金もそれ程掛からないので長く続けることができるのではないでしょうか。水草育成には時間が掛かります。焦らずのんびりやりましょう!
追記
実は、約10日間と書きましたが、後の方になってくると徐々にCO2の排出量が減って来てしまったので、しばらくしてから結局発酵式でCO2を添加することにしました。こちらの記事も参考にしてください。
いつまでも自作装置では物足りないかもしれません。ですから、近い将来、市販のCO2添加システムを購入したいと思います。ヘソクリを貯めて何とかしたいところです。
SPONSORED LINK