ブセファランドラって、花を咲かせるってよく聞きますよね。でも、うちのブセファランドラは花が咲かないようです。
というわけで、今日は
ブセファランドラの花は咲かない?
というテーマを取り上げてみたいと思います。ブセファランドラの花が咲く条件などあるのでしょうか?その辺りを調べてみたいと思います。
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ブセファランドラってどんな花が咲くの?
ブセファランドラは、南シナ海に浮かぶボルネオ島というところに自生しているサトイモ科の植物です。サトイモ科の花に関して調べてみると、非常に特徴的であることがわかりました。
サトイモ科の花の特徴としては以下のようなものです。
- 花そのものは小さい
- 花びらがあっても目立たない
- 花びらが無いものもある
- 肉穂花序(にくすいかじょ)がある
- 穂の根元からは苞が出る
そして、肉穂花序を包み込む仏炎苞(ぶつえんほう)という特徴的な花が咲きます。例えば、同じサトイモ科であるミズバショウの花の写真がこちら。
真ん中にニョキッと出ているのが肉穂花序と呼ばれる物。そして、その周りの白い部分が仏炎苞。とっても特徴がありますよね。実は、ブセファランドラも、似たような花となります。ミズバショウ程の綺麗な花ではありませんが。
ブセファランドラの花はこんな花!
では、実際にブセファランドラの花がどのような物か動画で見てみましょう。
ピンクの蕾が付き、それが大きく膨らめばすぐに咲くようです。
実は、我が家のブセファランドラはもしかすると一度は花が咲いたのかもしれません。蕾の状態で
と、ワクワクしながら毎日楽しみにしていたのですが、気が付いたらピンクラムズホーンが花の部分を食べていたのです。
見ていなかっただけで、花は咲いたのかもしれません。そして、花が咲いた瞬間に美味しそうなニオイ(?)に釣られてピンクラムズホーンの大群がやってきたという可能性も考えられます。
では、次にブセファランドラの花が咲く条件について考えてみたいと思います。
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ブセファランドラの花が咲く条件は?
今一度、ブセファランドラはどのような植物なのかということを確認してみましょう。
育成難易度 | ★★☆☆☆(比較的容易) |
種類 | オモダカ目サトイモ科 |
殖やし方 | 株分け |
光量 | 陰性植物なので20W 1灯程度でも可 |
CO2 | 添付なしでも育成可能 |
水温 | 20~28度 |
底床 | 特に必要無し |
そして、ブセファランドラは同じサトイモ科のアヌビアスと同様に水中で花が咲くことで有名ですが、アヌビアスよりは花が咲きにくいという印象が強いようです。
ただ、我が家のアヌビアスは長期栽培していますが、一度も花を咲かせたことはおろか蕾も見たことがありません。どちらかと言えば、ブセファランドラの方が花を咲かせやすいイメージです。
そして、多くのブセファランドラファンの飼育環境を見てみると、次のような特徴がありました。
- 水質を安定させる
- なるべく水換えはしない
- 水温は一定
- 光量が強いわけではない
- CO2は添加していない
勿論、光量が強く、CO2を添加している方が植物の育成には良いことはわかっています。以前見たYouTubeの動画で、LEDライトを変えた直後にブセファランドラに花が咲いたというものもありました。
但し、多くの場合は光量やCO2は必須条件ではないということです。
色々なサイトを見ていて最も気になったのは、植物の開花が温度と深く関係しているという考えでした。
例えばミナミヌマエビが抱卵から孵化するまでには『水温×日数=600℃』という関係があるのと同じように、ブセファランドラが開花するにも『水温×日数』などの条件があるのかもしれません。
ミナミヌマエビの孵化に関する記事はこちら。
このことに関しては学術的な文書なども見付けることができなかったので、確証があるわけではありません。しかし、もしそうだとすると・・・
ということになるでしょう。果報は寝て待てという感じでしょうか。但し、ピンクラムズホーンには要注意です。
まとめ
今日は、ブセファランドラの花がなかなか咲かないということで、
ということについて考えてみました。
ブセファランドラの株分けや活着の方法については、以前書いたこちらの記事も参考にしてください。
ブセファランドラはサトイモ科の植物で、水中でも花を咲かせることで有名です。やはり育成するなら花を観たいですよね。
結局のところ、花が咲く条件というのは良くわからないという結論にはなりました。しかし、長く栽培していればいつか綺麗な花を咲かせるのではないかと思っています。
ブセファランドラも生体と同じく、急激な水質の変化が無いように注意してじっくり育成しましょう。ちなみに、我が家のブセファランドラは、蕾を発見してから20日後くらいに花を咲かせました。
しかし、花が咲いた直後にピンクラムズホーンが群がり、気が付いたらかなり食べられてしまっていました。(上の写真参照)残ったのはほとんど真ん中の肉穂花序だけでした。思ったほど綺麗な花ではなかったのも残念です。
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