タンクメイトのミナミヌマエビ!淡水で繁殖が可能なエビなので、繁殖してくれると嬉しいですよね。でも、やっぱり混泳水槽での繁殖って難しいのでしょうか?職場の同僚やす子さんが少し悩み中のようです。
我が家の水槽内でも稚エビは確実に生まれているはずなのですが、何故か水槽内のミナミヌマエビの絶対数は増えていないようです。やす子さんと同じような状況ですね。
というわけで、今日は
ミナミヌマエビは混泳水槽でも繁殖させることができるのか?
というテーマを取り上げてみたいと思います。ミナミヌマエビを飼育するなら、やはりある程度は繁殖もさせたいですよね。混泳水槽でも繁殖させる方法があるのか否か、その辺りを調べてみました。
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ミナミヌマエビは混泳魚の餌?捕食される可能性が高い!
ミナミヌマエビを混泳水槽で飼育しようと考えた時、肉食系の観賞魚は避けた方が良いでしょう。例えば、ベタ。闘魚として有名な魚なので、ミナミヌマエビなんて敵じゃないですよね。
ちょっと衝撃的な映像になりますが、こちらの動画をご覧ください。
同じ方が投稿している他の動画ではミナミヌマエビに興味を示さないベタも居たようですが、基本的に肉食魚は危険です。捕食される可能性が非常に高いですね。大丈夫だと思っていても、稚エビは餌という認識を持った方が良いでしょう。
ちなみに、我が家には現在
- グッピーメインの60cm水槽
- 金魚の60cm水槽
- ネオンテトラメインの45cm水槽
の3本の水槽がありますが、ネオンテトラメインの水槽ではミナミヌマエビを飼育していません。よって、飼育しているのはグッピー水槽と金魚水槽のみとなっています。
しかしながら、金魚水槽ではミナミヌマエビだけでなく、ヤマトヌマエビも全滅してしまいました。基本的に隠れて出てこない状態が続いていたのですが、気が付いたら完全に姿が無くなっていました。金魚は何でも食べますし、口も意外と大きいですから非常に危険ですね。
実際に金魚がミナミヌマエビを捕食している現場を見たわけではありませんが、死骸も見ていないので金魚がミナミヌマエビを捕食したと考えるのが正しいでしょう。
一方、グッピー水槽の方はどうでしょうか?
実は、最初は20匹居たミナミヌマエビも緩やかに増加していたのですが、いつの頃からか緩やかな減少傾向となり、今では恐らく20匹以下となっているようです。水槽内の底の方はウイローモスが大繁殖しているので、実際のところはわからないのですが、恐らく減っていると思います。
グッピーのような小さな魚種でも、やはり稚エビは餌という認識です。ちなみに、メダカでも同様だということです。メダカは基本的に水面近くを泳ぐことが多いのですが、餌を求めて底の方を泳ぐこともありますので、稚エビは食べられてしまいますね。
ちなみに、以前は小型のフグ(アベニーパファー)を飼育していたこともありますが、フグなんかは甲殻類が大好物なので、シュリンプと混泳させるというのは自殺行為でしょう。スネール退治には役立ちますが、ミナミヌマエビは一緒に飼育できないので注意しましょう。
エビが大好物という魚種や大型魚種との混泳となると、繁殖どころか混泳すら不可能になりますが、そうでない場合はある程度繁殖も可能と考えます。では、どうすれば繁殖させることができるのでしょうか?
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混泳水槽でミナミヌマエビを繁殖させるには?
ミナミヌマエビを繁殖させる方法は
- 抱卵個体を隔離する
- 稚エビはある程度成長するまで隔離する
ということを徹底することでしょう。
但し、注意点があります。それは、脱卵です。エビは水質が変わると脱皮するという習性があります。勿論、急激な水質変化の場合には死んでしまいますが、そうでなくても水質変化によって脱皮する可能性が高くなります。
では、抱卵したミナミヌマエビが脱皮するとどうなるでしょうか?
勿論、卵も一緒に脱ぎ捨ててしまうことになるんですね。これが脱卵です。脱卵した卵を人工的に孵化させることもできるようですが、成功率は低くなるのであまりおすすめできません。ですから、脱皮をさせないようにするのが一番良いでしょう。
つまり、抱卵個体を隔離する場合には、隔離先と元の水槽内の水質が同じであることが好ましいということです。全く同じということも難しいと思いますので、水合わせはちょっと慎重に行った方が良いでしょう。
まとめ
今日はミナミヌマエビは混泳水槽で繁殖可能か否かということについて考えてみました。我が家のミナミヌマエビは繁殖するどころか、緩やかな減少傾向にあります。しかし、できることなら繁殖させたいと思っています。どうすれば混泳水槽内のミナミヌマエビを繁殖させることができるのでしょうか?
ミナミヌマエビの繁殖に関してはこちらの記事も参考にしてください。
もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
混泳水槽内のミナミヌマエビを繁殖させるには以下の項目に注意しましょう。
- 大きな魚種と混泳させない
- 甲殻類が好物の魚種と混泳させない
- 気性の荒い魚種と混泳させない
- 抱卵したミナミヌマエビは隔離する
- ママエビを隔離する場合は水質変化に注意する
- 稚エビはある程度成長するまで隔離する
つまり、我が家の水槽の場合、現状維持をしていてはミナミヌマエビの繁殖は望めないということになります。
抱卵個体を発見したらすぐに隔離!!
恐らく、職場の同僚やす子さんも恐らく同じ状況だと思うので、教えてあげたいと思います。大繁殖とまではいかなくても、もう少し繁殖させて、かわいらしい姿を見ていたいですよね。
ミナミヌマエビに関してはこちらの記事もおすすめです。
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