先日、我が家の金魚、ピンポンパールが初めて産卵しました。そして、その4日後には稚魚が生まれました!凄く嬉しくなっちゃいました。
下の写真が我が家の稚魚達です。一昨日までは産卵ネットにくっついていた稚魚達は数は少ないですが元気に泳ぎ始めました。
しかし、これからが問題。
贅沢なっ!
生餌が必要だと思って近くのホームセンターやショッピングセンター内のペットコーナーに行って生餌を探したのですがありませんでした。ブラインシュリンプエッグもミジンコも。勿論ゾウリムシなんてあるはずもありません。
田舎なのでこういうときには本当に困りますよね。私の住んでいる地域には生餌を取り扱っている実店舗が無いので、通販を利用するか、それとも人工餌を与えるか・・・その二択しかありません。
というわけで、今日は
金魚の稚魚の餌は人工餌でも大丈夫?
ということを調べてみました。やっぱり金魚の稚魚にはブラインシュリンプを与えるべきなのでしょうか?
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稚魚の餌は何がいい?
金魚の稚魚の動画がありました。丁度、我が家の稚魚達はこのくらいの状態です。(数は少ないですが)
遠くから見るとボウフラみたいですよね。良く見てみると魚だった・・・みたいな感じです。稚魚は孵化したときにはヨークサックという栄養の入った袋があるので餌は不要なのですが、こんな感じに泳ぎ始めると餌を与えなければならなくなります。
そこで、金魚の稚魚の餌は何が良いのかとネットで検索してみてヒットするのは、次の5種類程度でしょう。
- ブラインシュリンプ
- ミジンコ
- ゾウリムシ
- 植物性プランクトン
- 人工餌
1~3が生餌と呼ばれるもの、そして4は青水などに含まれる物です。その中でも稚魚の餌として最も有名なのがブラインシュリンプですね。
ブラインシュリンプに関しては新たに記事を作成しましたので参考にしてください。
今回は人工餌で育ててみたいと考えています。その理由はとっても単純。
- 生餌を用意するのが大変
- 青水を今すぐ作るのは無理
- 家に稚魚用の人口餌があった
ちなみに、うちにあった人工餌はこれです。グッピーとメダカ用に買ってありました。
人口餌で飼育したいとは思いますが、どうしても生餌が必要な物ならば仕方がありません。かわいい金魚の為なので頑張って毎日生餌を準備しましょう。でも一番気になるのが
っていうことですよね。
先に結論を言ってしまうと・・・
必ずしも生餌が必要ではありません。
現に人工餌のみで飼育されている金魚愛好家も多く、稚魚の成長をブログに書かれている方も居られます。但し、それは生餌と人工餌のメリットとデメリットをちゃんと把握した上で考えた方が良さそうです。
では、生餌と人工餌のメリットとデメリットについて考えてみまししょう。(植物性プランクトンは現状では無理なので省きます)
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生餌のメリットとデメリット
まずは生餌のメリットとデメリットについて。生餌と言ってもイメージし難いのでブラインシュリンプをイメージして考えてみました。
- 食いつきが良い
- 栄養価が高い
- カルシウムたっぷり
- 水中に浮遊している時間が長い
- 準備が大変
- 毎日作業が必要
- 飼育水が汚れる
- 入手困難
栄養価は高く、食いつきも良いということで、稚魚の成長が早くて良いとは思います。しかし、準備が大変です。
何が大変かと言うと、ブラインシュリンプを沸かして捕まえて与えるという作業を毎日行わなければならないというのが大変です。既に餌やりの領域を超えてますね。
では、次に人工餌のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
人工餌のメリットとデメリット
金魚の稚魚に人工餌を与えた場合のメリットは次の通りです。
- すぐに与えられる
- 安価である
- 入手が容易
では、人工餌のデメリットはどうでしょうか?
- 食いつきが悪い
- 水面に浮く
人工餌は決して栄養価が低いと言うわけではありません。しかし、生餌と比較するとやはり食いつきは悪いのは当然ですよね。つまり、栄養価は低くはないのですが、あまり食べてくれない可能性があります。
餌の食い付きが良いか否かということは、水中に長時間浮遊しているということも一つのポイントとなります。人口餌は水面に浮いているか沈んでいるかという状態が殆どなので、あまり良いとは思えません。
そういう点ではゆで卵の黄身を潰した物を餌として与える場合もありますが、水質悪化し易いのであまりオススメできません。
つまり、人工餌は食い付きが悪いので稚魚が栄養を取り難く成長が遅いということになります。
それだけではありません。最も大きな問題点としては、稚魚の時に十分な栄養が与えられなければ背骨の成長が悪く、背骨の曲がった金魚に成長してしまうということです。
まとめ
今日は金魚の稚魚の餌は人工餌でも大丈夫なのかということについて調べてみましたが、ここで記事をまとめてみたいと思います。
結論として、私のような初心者が金魚の稚魚を飼育するには人口餌が好ましいでしょう。その理由はこちら。
- 手間が掛からない
- 発育は早く無いが育つ可能性はある
逆に、本気で美しい金魚を育てたいという方には生餌が向いているでしょう。その理由は、
- 人口餌は食い付きが悪いので成長速度が遅い
- 人口餌は背骨の曲がった金魚に育つ可能性がある
ということですね。ですから、自分が金魚の稚魚を飼育するのは何の為かというのを考える必要があります。単に金魚の繁殖を楽しみたいのか、それともオークションや品評会などに出品したいのかということですね。
要するに、金魚にそれだけの愛情と手間を掛けることができるかというそれだけのことですね。でも、いつかは生餌に挑戦してみたいと思っています。
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