ミナミヌマエビは屋外でも越冬可能?冬季飼育の注意点3つ!

私の住んでいる地域は比較的豪雪地域なのですが、今年はまだ一度も雪が降っていません。気温も凄く高くて、冬だとは思えない日が続いています。過ごし易いのは良いのですが、色んな所に不具合が出そうで怖いですね。

ただ、屋外でミナミヌマエビやメダカを飼育されている方には良いかもしれません。

marinさん、そう言えばミナミヌマエビは元気?

marinさん
屋外で飼ってるミナミヌマエビは元気というか、あんまり動かなくなってきてるかも・・・

あ、屋外でも飼育してるんですね。そのまま越冬ですか?

marinさん
はい!
今年は暖冬だからそれ程気を遣うこともないかと思って。

確かに。ミナミヌマエビは寒さに強いですからねぇ。

ミナミヌマエビは元々寒い地域に生息している淡水エビです。ですから、飼育環境としては0℃~30℃。寒さよりは暑さに弱いというのも有名ですよね。実は私もかつてミナミヌマエビを屋外飼育していたのですが、水面が凍っていてもちゃんと生きていたので驚いたことがありました。

ミナミヌマエビは水が凍っていなければ生きられるようです。というわけで、今日は
 
ミナミヌマエビを屋外で越冬させる時の注意点
 
ということについて取り上げてみたいと思います。ぶっちゃけて言うと、特に注意する点はありません。(笑)しかし、あえて最も重要な点について取り上げてみたので、ミナミヌマエビが大好きな方は是非ご覧ください。

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ミナミヌマエビを屋外で越冬させる3つのポイント

意外と知らない人が多いのですが、金魚やメダカは冬眠します。ですから、ミナミヌマエビとメダカを混泳させていた場合、水温が低くなるとミナミヌマエビだけが動いているという不思議な感じになるのです。

こちらは金魚が冬眠している映像ですが、時間が止まったようで不思議な感じがしますよね。

上記を踏まえて、ミナミヌマエビの屋外水槽での越冬について考えてみましょう。ポイントとしては次の3点です。

  • 餌はほとんど与えない
  • 気温が低くなりすぎる場合は保温する
  • 水量に気を付ける

それでは、それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。

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冬季のミナミヌマエビは餌をほとんど食べない!与え過ぎに注意!

前述したように、ミナミヌマエビはメダカや金魚のように冬眠するわけではありません。しかし、実は水温が低くなるとミナミヌマエビも活動が緩やかになります。活動が緩やかになるということは、エネルギーの消費も少なくなるということです。

つまり、元々食の細いミナミヌマエビが更に食べなくなるというイメージですね。

ですから、ミナミヌマエビの越冬時には餌の与え方に注意が必要です。水温が下がると、ミナミヌマエビはほとんど餌も食べなくなります。ですから、人工餌を入れるよりはいつでも食べられるような水草を入れておくのがおすすめ。

ミナミヌマエビが大好きな水草言えばウィローモスというイメージです。こちらの記事でも書きましたが、ミナミヌマエビはウィローモスさえあれば他には何も要らないと言っても過言ではありません。

しかし、ウィローモスの推奨育成環境としては水温が18℃~30℃です。そして、意外と10℃くらいまでは耐えることができるようですが、それ以下になると枯れる可能性が高くなります。

ましてや、冬季の屋外ともなるとウィローモスも枯れてしまうでしょう。ですから、ウィローモスではなく、日本でも自生できるような低温に強い水草を入れておくのがおすすめ。

低温に強い水草と言えばこちら。

  • マツモ
  • アナカリス

ただし、ミナミヌマエビは残留農薬には非常に弱いので、購入してそのまま投入すると全滅する恐れもあります。水槽に水草を入れる前にはよく確認してから入れましょう。

残留農薬に関してはこちらの記事も参考にしてください。

ミナミヌマエビが耐えられるのは0℃まで!時には保温対策も必要!

ミナミヌマエビが寒さに強いと言っても、耐えられるのは0℃までです。ですから、0℃以下にならないように気を付けましょう。特に、元々ミナミヌマエビが生息していないような寒い地域の場合は屋外での越冬はほぼ不可能でしょう。

また、ほとんど氷点下にはならないという地域でも、時には保温対策を行うことをおすすめします。

ミナミヌマエビの防寒対策

ミナミヌマエビの防寒対策に発砲スチロールを!

屋外水槽の保温対策と言えば、発泡スチロールや防寒シートなどを使って囲うのが良いでしょう。発砲スチロールはホームセンターに行くと畳一帖分くらいの大きさの物が売られていますし、自由に切り貼りして工夫してみてください。

冬場も意外と水が減る!ミナミヌマエビの越冬には水量に気を付けよう!

水温が低くなってくるとミナミヌマエビの活動量がかなり減ることになるので、自然と水質が悪化するスピードも遅くなります。ですから、水換えなんかもそれ程頻繁に行う必要はありません。

足し水する時は温度を合わせて!

足し水する時は温度を合わせて!

しかし、水換えをしなくても良いとは言え、飼育水は蒸発してどんどん減ります。飼育水が減ると、水質が不安定になる可能性が考えられます。放置していたらいつの間にか水が無くなっていた・・・なんてことの無いように、気が付いたら足し水をしておきましょう。

足し水の注意点としては、現在の飼育水と足し水の水温を合わせるという点です。足し水だからと手を抜いて水道水から水槽に直行なんてことの無いようにしたいですね。

まとめ

今日はミナミヌマエビを屋外飼育している場合の越冬ということについて取り上げてみました。ミナミヌマエビは寒さには強く、0 ℃~30℃の環境で飼育可能です。ですから、水温が0℃以下にならなければ越冬も可能。もちろん、金魚やメダカのように冬眠することもありません。

では、ミナミヌマエビを屋外で越冬させるにはどのようなことに注意すべきだったでしょうか。もう一度おさらいしておきましょう。

ミナミヌマエビは低温に強い

ミナミヌマエビを越冬させるコツ

ミナミヌマエビを屋外飼育で越冬させる時の注意点としては次の3点。

  • 餌はほとんど与えない
  • 気温が低くなりすぎる場合は保温する
  • 水量に気を付ける

金魚やメダカと同様に水温が下がると活動も少なくなるので、もあまり必要ありません。ですから、餌を与えるよりもマツモやアナカリスなどの水草を入れておくのが良いでしょう。

また、水温が低くなり過ぎるようなら、水槽を保温するのが良いでしょう。ただし、あまりにも水温が低くなる場合は越冬ができません。ですから、諦めて室内での飼育に切り替えましょう。

そして、冬場は餌も不要ということで、完全放置・・・と行きたいところですが、飼育水が蒸発した場合には忘れずに足し水してあげましょう。もちろん、足し水の水温は飼育水と合わせるようにしておきましょう。急激な水温の変化はミナミヌマエビにとっては非常に危険です。

越冬したミナミヌマエビは春を迎え、きっと繁殖してくれることでしょう。楽しみにして待ちましょう。ミナミヌマエビを繁殖させるコツは環境を作ることです。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

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