我が家の金魚水槽は少し前にリセットしてスッキリしました。水槽内には砂利とろ過装置のみという状態だったのですが・・・
水草って育てるのも結構大変ですし、レイアウトも意外と難しいです。できることなら水草はわざわざ入れたくないかも・・・
というわけで、今日は
金魚水槽に水草は必要なの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。金魚水槽に水草を植えることでメリットとデメリットがあります。それを踏まえて必要なのか否か判断してみましょう。
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金魚水槽に水草は必要?メリットとデメリットを考える!
金魚水槽に水草を入れて育成されている方も意外と多いようですね。YouTubeで検索してみると、色んな動画が投稿されているのがわかります。例えばこちらの動画。やはり120cm水槽っていうだけで迫力があります。
使用している水草は主に金魚藻と言われるものが多いようです。金魚にとっては『いつでもおやつ食べ放題』みたいな状況でしょうね。やはり、餌になるというのも金魚水槽にとっては大きなポイントのようです。
では、金魚水槽に水草を入れる目的について考えてみましょう。何故わざわざ金魚水槽に水草を入れるのでしょうか。私が考える理由はこちらの6つ。
- 水草を産卵場所とする
- 見た目の美しさ
- 金魚の食糧として
- 金魚または混泳魚の隠れ場・ストレス緩和
- 光合成による酸素の供給
- 水質浄化・水質安定の為
しかしながら、それ程効果があるとは思えない項目も多いですよね。特に後半の3つ。
まず、金魚水槽で他の熱帯魚と混泳させているという人も少数派だと思うので、隠れ場所というのは必要性が感じられません。また、水草を入れることで、光合成によって酸素を供給するかもしれませんが、殆ど期待できないでしょう。
むしろ、ろ過装置やエアレーションによって酸素を供給する方が効率的で現実的です。
水質浄化という点に関しても、大きな期待はできません。但し、成長の早い水草を入れることで多少の水質浄化効果は得られるように感じています。しかし、それによって必要か否かと問われると・・・
NO!!
ですよね。水草に頼るよりも、ろ過装置を見直したり、ろ過を強化する方が確実でしょう。
ですから、金魚水槽に水草を入れる主な目的としては、前半の3つの項目ではないでしょうか。もう少し詳しく見ていきましょう。
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金魚は水草を産卵場所とする
金魚が産卵するのは春と秋です。特に冬の冷たい水温から徐々に水温が上がってくると、メスは発情期を迎えて抱卵します。そして、産卵となるのですが、金魚の卵は付着型。ですから、金魚は水草などに付着させて産卵します。
その時の水草は水面近くの柔らかいものが多いようです。ですから、マツモやアナカリスなどは金魚の産卵場所としては最適となります。
我が家でも以前、ピンポンパールが産卵したことがありますが、その時に水槽内にあった水草はウィローモスでした。しかし、ウィローモスは伸び過ぎると金魚に絡まって危険な状態になるのでおすすめできません。
小型魚なら絡まることはないのですが、金魚の体はウィローモスの間をすり抜けるには、少し大き過ぎますね。
ですから、あなたが金魚を繁殖させたいと考えているのなら、産卵場所として水草を準備してあげるのが良いでしょう。但し、水草でなく、人工水草やビニール紐を細かく裂いた物などでも産卵場所としては問題がありません。そこは好みになってくるでしょう。
しかし、個人的には、水槽全体として見た目の美しさを求めたいですね。
金魚水槽全体の見た目を美しく!!
水草と言えば、イメージするのは水草水槽です。アクアリウムに癒しを求めるなら水草水槽は最適ですね。金魚飼育でも水草水槽のような美しさを求めることはできるのでしょうか?
金魚に合う水槽と言えば、
- カボンバ
- マツモ
- アナカリス
でしょう。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
しかし、この中で水草水槽としての美しさを求めるのなら、カボンバ以外はイマイチという印象です。そして、金魚の性質上、なかなか綺麗な水草を育成させるのは難しいですね。引き抜いたり食べたりしますので。
そんなワガママな要求に応えることができる水草がこちら。
- アヌビアス・ナナ
- ミクロソリウム
- ブセファランドラ
こちらの葉が比較的硬いので、金魚も食べません。そして、とっても綺麗なんです。特にブセファランドラはキラキラ光る葉がとても美しく人気が高いですね。流木や石に活着させて水槽内に入れるタイプなので、掃除する時にもとってもラクというメリットもあります。
但し、こちらの水草には大きなデメリットがあります。それは、成長速度が非常に遅いということですね。ミクロソリウムは比較的早いですが、他の2種に関してはかなり遅いです。
成長速度が遅いということは、コケが付着し易いということです。綺麗な水草水槽を目指していてもコケまみれでは駄目ですよね。ですから、やはりカボンバやマツモと石や流木でレイアウト水槽を目指すのが最適かもしれません。
やはり、基本的に水草というのは金魚にとっては食糧なのでしょう。
金魚の食糧としての水草
先程も紹介しましたが、基本的に水草は金魚にとって食糧という認識になってしまうのでしょう。金魚は雑食性ですが、水槽内のコケや水草も良く食べます。
ですから、餌が無い時の非常食のような役割として水草を入れるという考えもあります。特に冬場になって水温が低くなると、金魚の動きも鈍くなるので餌の与え方も悩みますよね。冬場の餌についてはこちらの記事も参考にしてください。
一番迷うのは水温が10度前後の時でしょう。餌を与えなくても良いのか、それとも少し与えた方が良いのか・・・
そんな時にあると便利なのが、金魚が食べる水草ですね。水草は胃に優しい非常食!金魚は胃が無いんですけど・・・
まとめ
今日は金魚水槽に水草を入れる必要性ということについて考えてみました。結論は、
金魚水槽に水草を入れる必要は無いと考えます。
しかし、我が家の金魚水槽が余りにも殺風景だったので、エビ水槽で増え過ぎた水草(ロタラ)を植えることにしました。やはり水槽は見て癒される方が良いですよね。コケまみれで見苦しいですが、現在はこんな感じです。
金魚水槽に水草を植える理由としては、
- 水草を産卵場所とする
- 見た目の美しさ
- 金魚の食糧として
- 金魚または混泳魚の隠れ場・ストレス緩和
- 光合成による酸素の供給
- 水質浄化・水質安定の為
ということを前述しましたが、私個人的には(2)の見た目の美しさが第一です。何も入れない方が良いという考えも否定しませんが、そこはあなたの好みですね。
金魚にとっては、水草があった方が常に食べ物には困らないという程度の認識ではないかと思います。
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