金魚は水道水で飼育すると死ぬってホント?

年に一度、近くの地蔵さんで盛大な縁日が開催されます。縁日と言えば金魚すくいですよね。その縁日には、毎年決まった金魚すくいのお店が出て大人気なのです。

そして、縁日の3日後の話・・・

Ys子さん
この前の縁日でね、子供が沢山の金魚を捕ってきたんですよ。流金とか、出目金とか綺麗な金魚でね~。

おぉ~!それは賑やかになって良いですね。

Ys子さん
それがね、2日後に全部死んじゃって・・・

えっ!?
全部???それは残念でしたね。

Ys子さん
後から調べてみたら、水道水では金魚が死ぬって書いてあるのを見つけて・・・

いや~~、水道水でも大丈夫だと思うけどなぁ~。

Ys子さん
じゃぁ、何で死んだのかな?金魚を飼うのって難しいね。

と、ちょっともやもやの残る感じの会話となってしまいました。

というわけで、今日は
 
金魚は水道水で飼うと早く死ぬってホント?
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。水道水だと死ぬなんて話は聞いたことが無かったのである意味衝撃的でした。その真意はどういうことなのでしょうか?
 

SPONSORED LINK
 


 

金魚飼育に水道水は最適!なのに死ぬのは何故?

お祭りの金魚が凄く長生きをして、巨大になったという話は良く聞きますよね。金魚って意外と長生き、そして思ったより大きくなるって知ってました?上手く育てると、30cmくらいになるようです。巨大ですね。

金魚は非常に強い魚種と言われますが、縁日やお祭りの金魚すくいで捕ってきた金魚というのはすぐに死んでしまうケースが非常に多いと思います。

そう言えば、以前は我が家の子供たちも金魚すくいで沢山の金魚を捕ってきたことがありましたが、水槽に入れる前の塩浴で大量に死んでしまったことがありました。というか、家に持って帰った時点で既に死んでたり・・・

実は、金魚すくいの金魚って、弱っていたり病気に罹っていたりすることが非常に多いので、体力的な問題で死ぬケースが多いのです。ですから、Ys子さんの場合は水道水だから死ぬというのではなく、既に弱っていたのではないかと推測しました。

水道水にはカルキが含まれているので、そのまま飼育するには非常に危険。ですからカルキ抜きをするのですが、Ys子さんもその程度の知識は持ち合わせていたようで、中和剤を使用してカルキ抜きをしたそうです。

ちなみに、元気な金魚の場合、カルキ抜きをしなくても死ぬことは無いと言われますが、私は怖いので試したことはありません。

カルキ抜きに関してはこちらの記事をご覧ください。

では、

Ys子さん
水道水では金魚が死ぬって書いてあって・・・

というのはどういう状況なのでしょうか?

一般的に、日本の水道水はpH 、硬度共に金魚飼育に向いている水質だと言われます。ですから、水道水だと死ぬというのは間違いでしょう。やはり、前述した通り金魚が弱っていたのではないでしょうか。

では、金魚すくいで捕ってきた金魚を上手に飼育するにはどうすれば良いのでしょう?
 

SPONSORED LINK
 


 

金魚すくいの金魚を上手に飼ってみよう

金魚すくいの金魚を上手に飼うには、次の4つのポイントに注意しましょう。

  1. 水作り
  2. トリートメント(塩浴)
  3. 餌切り
  4. 水合わせ

 
人間にとって綺麗な水と金魚にとって住み易い水とは全然違います。ですから、金魚にとって住み易い水を作らなければなりません。しかし、これはすぐに作れるものではないですし、金魚すくいの後からでは間に合いません。

ですから、金魚を飼育しながら少しずつバクテリアを繁殖させて良い環境にしていくしかないでしょう。ですから、最初は水換えの頻度を多くするのがおすすめです。

水作りについては、こちらの記事に詳しく書いてありますので参考にしてください。

捕ってきた金魚をすぐに水槽に入れるのではなく、まずはトリートメント(塩浴)します。弱っていたり、病気を持ち込んだりしない為にも絶対に行ないましょう。

必要な物は、0.5%の塩水とエアレーション用のポンプです。3日~1週間程度行なうと良いでしょう。塩浴についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

そして、塩浴開始から3日間くらいは餌を与えないようにしましょう。金魚は1週間くらいは餌を食べなくても死ぬことはありません。もし、死ぬようなことがあれば、それは餓死ではなく別の要因と思われます。

あまりにも空腹で可愛そうに思ったら、ほんの少しだけ餌を与えてあげてください。

しかし、ここまで頑張っても金魚すくいの金魚は死ぬ可能性が高いです。やはり相当なストレスを与えられているのでしょう。

ストレスの原因としては、

  • 追い掛け回される
  • 水質の変化が激し過ぎる

実は、以前金魚すくいのおじさんを見ていたら、水が減ってきたら水道から直接足し水をされていました。水温の随分違うと水道水を直接大量に入れていたのでかなり驚きましたね。
 

まとめ

今日は金魚を飼育するときに水道水だと死ぬということを聞いたので、本当に水道水が原因なのかということを考えてみました。

では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。

Ys子さんが言っていたのは、縁日の金魚すくいで捕ってきた金魚を水道水で飼育しようとしたところ、すぐに死んでしまったということでした。しかし、日本の水道水はpH、硬度共に金魚飼育に向いていると言われ、カルキ抜きさえすれば金魚が死ぬことはありません。

つまり、金魚が死ぬ原因として考えられることは、水道水の問題ではなく金魚の体力や病気などが考えられます。また、導入時の水合わせが不適切だったという可能性も無いわけではありません。しかし、最も大きな原因は、やはり金魚すくいの時のストレスでしょう。そして、何度も水質が変化しているという点も問題です。

ですから、金魚すくいの金魚を飼育する場合は水道水でも問題ないのですが、まずは金魚の調子を上げてあげることが重要です。

どうしても水道水が気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

金魚は強くて飼育が容易と言われますが、初めから弱っている金魚を飼育するのはかなり難しいですね。折角縁あって飼うことになった金魚達ですから、できるだけ長く一緒に居たいものです。

SPONSORED LINK
 

2 件のコメント

  • 確認ですが、塩浴の濃度5%っていうのは正しいですか???
    濃すぎるような気がするんですが…

    • ピグミンさん
      コメントありがとうございます。
      申し訳ありません。誤字でした。5%ではなく、0.5%の間違いです。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です