水草リシアの育て方!それはバッコンとの熱き闘い?

前景草には黄緑色の葉がとっても綺麗なリシアに憧れていました。いつか水草水槽を立ち上げるなら前景草にはリシアを育成したい!!そんな思いで挑戦してみましたが・・・

リシアの育て方は思っていた以上に難しいようです。

marinさんって、リシアの育て方知ってます?

marinさん
うちの水草水槽にリシアは無いので、育て方もわかりませんね。

そうですか。実は少し前からリシアを育成しているのですが、なかなか思うようにいかないんですよね。

marinさん
リシアの育て方ってそんなに難しいの?

昔は人気があったらしいけど、手間が掛かるってことで最近はリシアの人気は低迷してるらしいよ。

marinさん
手間掛けないとどうなるの?枯れちゃうんですか?

全然枯れる気配は無いですね。寧ろ元気です。でも、バッコンってなっちゃうんですよ。

marinさん
バッコン???

リシアはどうやら育成自体は比較的容易な水草のようです。我が家の水槽では他の水草よりも成長が早いような気がしています。しかし、難しい。

というわけで、今日は
 
水草リシアの育て方!
 
ということについて取り上げてみましょう。実はリシアには、他の水草とはちょっと違うところがありました。
 

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前景草の水草と言えばリシア!育て方は意外と難しい?

リシアは約20年前から前景草として人気がある水草です。しかし、あなたもご存知のように、リシアという水草は本来は根を持たない浮草。その浮草を強引に沈めてしまおうと考えた人って凄いですよね。

まずはリシアという水草について知っておきましょう。

リシア
  • 学名:Riccia fluitans
  • ウキゴケ科
  • 適応水質:弱酸性~弱アルカリ性 軟水~弱硬水
  • 適応温度:17℃~29℃
  • 育成難易度:普通
  • 二酸化炭素添加:必要

 
リシアの育て方としては特に気にすることはありません。但し、一つだけ注意する点があるとすれば

  • こまめなトリミングが必要

ということでしょう。
 
そんなリシアを前景草に使用した美しい水景を見てみましょう。YouTubeには多くの動画が投稿されていますので、その中から一つ紹介したいと思います。

動画でもわかるように、リシアは生え揃うと明るい緑色がとっても綺麗な水草ですよね。先程のリシアのデータでは育成難易度は普通とありました。確かに簡単に増えるので育成難易度は普通というよりも容易ではないかと感じました。

水質に関しても日本の水道水なら問題なく育成可能ですし、水温もそれ程気にしなくても良いでしょう。光量についても強い方が良いですが、それ程気にしなくても成長する印象があります。

しかし、リシアを前景草として使用するには大きな問題があるのです。それが、動画内でも触れていた「バッコン」という現象ですね。

こまめなトリミングをしないと、このような現象が起こってしまうのです。では、その「バッコン」という現象についてもう少し詳しく見ていきましょう。
 

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リシアの育て方はバッコンに気を付けろ!

実は、我が家でもとうとう「バッコン」の洗礼を受けることになってしまいました。下の写真をご覧ください。こちらは、少し前の記事で紹介した写真です。約2週間前の状態ですね。

その時の記事も参考にご覧ください。


 
そして、こちらが現在の状況です。少し解り辛い写真で申し訳無いのですが、バッコンして完全に浮草として成長している状態です。ちなみに、写真撮影はバッコンしてから2日後です。

実際にバッコンする直前には、半分浮いているような状態が数日間続きました。その時、時間が取れなかったということもあり、放置していたのが間違いでしたね。

水面に浮くところまでは予測していたのですが、まさか水面に浮いたことで成長速度が凄く速くなるとは考えていませんでした。リシア爆殖っていう感じです。

恐らく、水面に浮いたことで

  • 光を受ける量が増えた
  • 二酸化炭素を取り込み易くなった

ということが原因でしょう。ですから、あなたがリシアを増やしたいというのであれば、水面に浮かべることが一番ではないでしょうか。
 
では、何故このような状況になってしまったのでしょう?リシアがバッコンしてしまった原因について考察したいと思います。
 

リシアがバッコンする原因は何?

前述した通り、リシアは本来前景草として使用する水草ではなく、浮草です。つまり、浮力が凄いのです。そして、根を張らない(根が無い)どころか、成長するにつれてどんどん分離して増えていくという性質があります。

更に、光が当たらない底の部分については枯れることになり、そうなると上の部分と下の部分が更に分離し易くなってしまいます。

我が家の場合、更にコケという問題があり、サイアミーズフライングフォックスを導入しました。その時の記事がこちら。

サイアミーズフライングフォックスはとても優秀で、アオミドロは殆ど無くなりました。しかし、リシアを引っ張り上げているようなのです。恐らくリシアに着いたコケを食べているのだと思います。
サイアミーズフライングフォックスによってどんどん引っ張り出されるリシア達・・・

つまり、リシアバッコンの原因をまとめるとこうなります。

  • 底部分のリシアが枯れる
  • 増え過ぎて網目に絡まない
  • 増え過ぎて浮力が増大
  • 生体によって引っ張り出される

ですから、リシアバッコンの最も効果的な対策としてはこまめなトリミングしかないでしょう。他には、他の前景草と混ぜて育成するという方法や網目の細かいネット(洗濯ネットなど)を使うという方法もあるようですが、なかなか難しいですね。

ウィローモスを一緒に育成するとウィローモスが活着するのでバッコンする確率が低くなるということですが、それでもやはりこまめなトリミングが大前提でしょう。
 

まとめ

今日は前景草として人気のある水草のリシアの育て方ということを取り上げてみました。もう一度記事を振り返ってみましょう。

リシアは他の前景草に使用する水草とは違い、浮草を沈めて無理矢理前景草にするというもので、育て方についても大変容易な種であると言えます。

特に水質に関しては日本の水道水なら問題ありません。昔は田圃などに自生していたということも聞きますし、特に気を遣うような項目もありません。

ただ、一つだけ注意しなければならないのが、リシアのバッコンと呼ばれる現象です。これは、リシアが成長することで発生し易く、多くのアクアリスト達の悩みの種となっています。

一度バッコンを経験してからリシアを前景草に使用するのをやめるという方も少なくないようです。

ですから、リシアの育て方という点ではこまめなトリミングを行うということが重要です。

但し、こまめなトリミングをしてもネットから抜けてしまうことも多いので完全な対策にはなりません。よって抜けたらネットに入れ直すなどの定期的なメンテナンスも必要となります。
 
ちなみに、我が家の水槽でバッコンしたリシアを取り除いたところ、100均のプラケース半分くらいの量になっていました。増え過ぎですよね。

近くで

リシア欲しい~!!

なんて人が居ればすぐにあげるのですが、私の周りでリシアを欲しがる人って居ないのが残念です。

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