頂いたグッピーがあっという間に繁殖してしまい、どうしようかと思っていたところ、、お隣の美恵子さんが引き取ってくださることになりました。里子に出すのはちょっと寂しい気もしますが、お隣なのですぐに見に行けます。
とりあえず水槽一式買ってきたけど、どうすればいいの?
そうなのね。良くわからないけど、従うわ。
というわけで、今日は
パイロットフィッシュとしておすすめの淡水魚って何?
というテーマを取り上げてみたいと思います。美恵子さんは初めてのアクアリウムということで、右も左もわからない状態。とりあえずパイロットフィッシュとしてグッピーを投入することにしましたが、おすすめの淡水魚ってどんな魚なのでしょうか?
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目次
パイロットフィッシュって何の為?おすすめの淡水魚を選ぼう!
まず、パイロットフィッシュって何の為に必要なのでしょうか?パイロットフィッシュとは水環境を先導して操縦する、パイロットの役割りをする魚という意味です。
水槽、濾過装置や低床などの機材を準備し、水槽の中に水を入れますよね。でも、この状態でいきなり沢山の観賞魚を入れて長期間飼育することは困難です。それは、水槽内の生物濾過が機能していない状態だからです。
その状態ではバクテリアも何もいない綺麗な水なのですが、生体を入れると有害なアンモニアが溜まってしまいます。ですから、そのままの状態では生体は生きていられません。
そうなるとアンモニアの濃度を下げる為に水換えをしなければなりませんよね。しかし、水換えの頻度が多いということは水質が安定しないという事。つまり、生体に負担が掛かることになります。
そこで、最初に少量のパイロットフィッシュを入れてバクテリアを繁殖させるということが必要になってくるのです。
それを踏まえて、こちらの動画をご覧ください。
では、
という話になりますが、私の考えとしては
ではないかと思っています。とは言っても、いきなり何千円、何万円もするような熱帯魚を買って失敗するのはかなりの痛手ですよね。
ですから、多くの方は最初に安価で丈夫なパイロットフィッシュを投入するのです。では、実際にパイロットフィッシュとして飼育される魚種について見ていきましょう。
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パイロットフィッシュの最有力候補はアカヒレ?
パイロットフィッシュとして良く用いられる淡水魚は
- アカヒレ
- メダカ
- テトラ
- 小赤(和金)
- ミナミヌマエビ
- ヤマトヌマエビ
と言ったところでしょう。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
最有力候補はアカヒレ
その中でも最も良く聞くのがアカヒレです。
アカヒレは一見するとメダカのようにも見えますが、実はコイ科。しかも、熱帯魚ではなく温帯魚なので、水温に関しては殆ど気にしなくても良いくらいです。それこそ、真冬に10℃以下の水温でも耐えられるくらい強いので、パイロットフィッシュとしては最適でしょう。
ですから、パイロットフィッシュとして飼育するならアカヒレが最有力候補!
意外と弱いメダカ!
アカヒレと見た目が良く似ているのがメダカですね。しかし、私の経験上、メダカって意外と飼育が難しいと感じています。メダカも熱帯魚ではないので低水温にはとっても強いです。氷の下でも死ぬことはありません。
しかし、水流に弱いので濾過装置を使用して水を作るということを考えると、あまり向いていない気がします。そして、水質悪化にも意外と弱いイメージがあります。
一般的にメダカの飼育は簡単と言われていますが、個人的には真逆で非常に飼育が難しいイメージです。
水質の変化には意外と強いテトラ
上に挙げた6種類の魚種(一部エビ)の中で、唯一の熱帯魚がテトラです。特にネオンテトラはとっても安価で見た目も綺麗ですよね。群れになって泳ぐ姿は見ていても癒されます。
水質悪化にも強いイメージで、少しくらい換水をさぼって放置しておいても大丈夫なイメージです。かと言って、生体に負担が掛からないわけではないので、きちんと水質管理をしなければなりませんが。
また、最終的に他の熱帯魚を飼育するとしても、とても温和な魚種なので殆どの魚種との混泳も可能です。
ですから、パイロットフィッシュとしてネオンテトラを投入し、水質が安定して来たらそのまま自分の飼育したい熱帯魚を迎え入れるというのが良いのではないでしょうか。
大型魚を飼育するなら餌になる和金?
最終的に大型魚を飼育したいという場合もあると思います。私の知り合いでピラニアを飼育していたという人もいますが、そんな場合は餌となる魚種をパイロットフィッシュとして飼育するという方が多いようです。
その中でも代表的なのが小赤(和金)ですね。小型魚しか飼育したことのない私には最初から餌にすることを前提に飼育するということは可哀相に思えますが・・・
金魚すくいでも人気の小赤は安価で非常に強い魚種ですので、パイロットフィッシュとしては最適。
金魚すくいで捕ってきた流金はすぐに死んでしまうのに、小赤は全然死なない・・・なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。それ程強い魚種ということですね。
シュリンプで上手く水槽を立ち上げよう!
魚ではなくエビですが、ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビなどのシュリンプは安価で入手できますので、その点ではパイロットフィッシュに向いているように思えます。
しかし、シュリンプの中では水質変化に強いと言われるヌマエビでも、魚に比べると水質変化に弱いのが実情。ですから、そう言った点では、パイロットフィッシュとしては適さないでしょう。
しかし、そこを乗り越えて上手く水質を安定させることができれば、パイロットフィッシュとしてこんなに心強いものはありませんよね。
ですから、ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビは水作りにじっくり時間を掛けられるという方にはとってもおすすめのパイロットフィッシュです。
では、実際にパイロットフィッシュを投入する場合はどのくらいの数を入れるのが良いのでしょうか?
パイロットフィッシュは何匹入れるのがおすすめ?
新規に水槽を立ち上げる場合、パイロットフィッシュは10リットルあたり小型魚1匹程度がおすすめです。
つまり、
- 30センチ水槽:2匹程度
- 45センチ水槽:3~4匹
- 60センチ水槽:5~7匹
程度と考えると、水槽が上手く立ち上げられるでしょう。一つの目安にしてくださいね。
まとめ
今日はパイロットフィッシュについて取り上げてみました。おすすめの淡水魚は何かということですが、結局は
飼いたい魚の中でもできるだけ丈夫な魚を2~3匹入れればよい
という結論です。ここで言う、丈夫な魚というのは幅広い水質・水温に適応できる魚種です。しかしながら、実際に飼育したい魚種が高価な場合はなかなかそんなわけにはいきませんよね。ですから、安価な魚種をパイロットフィッシュとして用いる方が多いという話です。
パイロットフィッシュとして良く用いられる淡水魚は下に示すような魚種です。
- アカヒレ
- メダカ
- テトラ
- 小赤(和金)
- ミナミヌマエビ
- ヤマトヌマエビ
その中でも最もパイロットフィッシュに適しているのは安価で丈夫で綺麗なアカヒレだと思います。ちなみに、アカヒレが丈夫な魚だからと言っても水槽に入れる時にはきちんと水合わせをしましょう。水合わせについてはこちらの記事に詳しく書いていますので、参考にしてください。
パイロットフィッシュを入れると言っても、一体どのくらいの数を入れれば良いのかわかりませんよね。その目安となるのがこちらです。
- 30センチ水槽:2匹程度
- 45センチ水槽:3~4匹
- 60センチ水槽:5~7匹
水槽の立ち上げは焦りは禁物。毎日水質を管理しながらじっくりと立ち上げていきたいですね。
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