水槽の水質検査をしよう!アンモニア濃度は大丈夫?

今回は、少し前にレッドチェリーシュリンプを通販で買ったmarinさんの最近の悩みについて。レッドチェリーシュリンプを購入した時の記事はこちらです。

そんなmarinさんのレッドチェリーシュリンプ達、実は少しずつ数が減ってきてしまっているそうです。

marin
レッドチェリーシュリンプを飼い始めたじゃないですか。水合わせして、すぐに1匹が死んじゃったんですが、安定してたんですよ。それが、1週間くらい経ってから1匹ずつ、ぽつりぽつりと死んでいくんですよ。もう、どうしたらいいの???

ぽつりぽつりと!?
それはかわいそう。やっぱり基本に戻って水槽の水質検査してみたらどうかな?アンモニア濃度が高いかもしれないし。

marin
水質検査?何だか凄く難しそう・・・

水質検査はそれ程難しいものじゃないよ。アンモニアとか亜硝酸とかを検査する検査キットを使えば簡単!

marin
そんなに簡単なのね・・・
ちょっと検査してみようかな。

レッドチェリーシュリンプなどのエビは水合わせが重要だということは重々承知しています。しかし、時間を掛けて水合わせをしたところで、元の水槽水がアンモニアまみれだったり、亜硝酸まみれだったりということがあったなら、それは問題です。

というわけで、今日は
 
水槽内の水を水質検査してみよう!アンモニアは許容範囲?
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。実は、私も今まで水質検査用の試薬や試験紙などを購入したことがなかったのですが、これを機に私も水槽の中の水質管理をきちんとしなければ・・・と考えるようになりました。
 

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水槽内のアンモニアをチェックしよう!

水槽を立ち上げてしばらく経過すると、パイロットフィッシュの役目も終了。いよいよあなたが飼育したいと思っていた生体を入れるタイミングですよね。しかし、

marin
水質も落ち着いたかな・・・

と思って生体を投入しても、実はまだバクテリアがそれ程繁殖していないということもあるかもしれません。

そんな水槽立ち上げ初期に気にしなければならないのがアンモニアと亜硝酸ですが、実は定期的に測定する必要がありそうです。こちらの動画をご覧ください。

アンモニア濃度がゼロということで、素晴らしい結果でしたね。上の動画内で使用されていた検査薬(試薬)がこちらのテトラテストという商品。


 
使用方法は動画内でも紹介されていた通り、とっても簡単です。

  1. 試験管に5mlの飼育水を入れる
  2. 検査薬(1)を14滴入れて振る
  3. 検査薬(2)を7滴入れて振る
  4. 検査薬(3)を7滴入れて振る
  5. 20分待つ

あとは箱に書かれている色と照らし合わせれば飼育水のアンモニア濃度がわかります。総アンモニア量が0.25mg/l以上になると生体には有害とされるレベルですので、速やかに水換えをしましょう。

そして、3mg/lでエビには致命傷になります。3mg/l以下でも有害なレベルの状態なので、その状態が続くと生体はかなりのダメージを受けることになるでしょう。
 
しかしながら、私の住んでいる地域は田舎なので、こういった製品を販売している実店舗が近くにありません。代わりに購入したのが、こちらの水質測定キットです。

こういったキットの使用方法は先程のテトラテストよりも更に簡単です。水槽内の飼育水に約1秒程度浸けて放置するだけで値がわかるので、めんどくさがり屋さんにはもってこい。理科の実験でやったリトマス試験紙のような感じですね。

ただし、複数の値がわかる検査キットは便利なのですが、値はそれ程正確ではないようです。やはり正確な値を知りたい場合には、先程紹介したような一つの検査を行う検査が良いでしょう。

marin
それぞれの値は目安程度でもいいから、複数の値を同時に知りたいなぁ・・・

という場合には、水質測定キットがおすすめです。
 
ちなみに、marinさんのレッドチェリー水槽は、致命傷とまでは行かないものの、少し高めの値が出たそうです。では、水槽内にアンモニアが増えるとどうなるのでしょうか?

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水槽内の生体のアンモニア中毒

水槽内の飼育水から検出されるアンモニアが0.25mg/l以上になると、生体にダメージを与えるというのは前述した通りです。では、アンモニアが多くなると生体にはどのような影響があるのでしょうか?

それは、アンモニア中毒と言われるものです。症状としては以下の通り。

アンモニア中毒とは
  • 目が曇る
  • 動かなくなる
  • 餌を食べない
  • エラの動きがいつもより速い
  • 尾びれに血管のような赤い線

 
これだけではありません。下の方の項目は魚の症状ですが、その他は魚だけでなくエビ等にもあてはまりますね。
 
では、こんな症状がでたらどうすれば良いのでしょうか?そんな時にはやはり換水するのが一番です。
 

換水の目安は水槽の1/3程度

水質が安定するまではパイロットフィッシュが頑張って仕事をしてくれているわけですが、水質が安定したからと言って簡単に安心してはいけません。

パイロットフィッシュは基本的に少ない数の生体を入れ、少しずつバクテリアを繁殖させるというのが目的です。しかし、それでは少ない数の生体にしか対応できない可能性があります。

そんな状態で別の生体を大量に入れたとすると、やはり水質の維持ができなくなることがあるのです。ですから、水槽立ち上げ初期の頃は、こまめな換水が必要となります。

ある程度水質が安定してきているとは言っても、まだ水槽を立ち上げてから初期段階の場合は、週に1回か2回程度の換水が好ましいでしょう。換水の量としては、水槽の3分の1程度です。

但し、換水には以下のような注意点があります。

  • カルキ抜きをする
  • 水温を合わせる
  • 15分程度掛ける

カルキ抜きは誰でもやっていると思いますが、特にエビは水質には敏感なので手を抜かないようにしましょう。

そして、ついつい気にせずやってしまうのが、温度合わせです。生体は急激な水質の変化や急激な温度変化があると、かなりのダメージを受けることになります。

ですから、生体を入れる時と同じで、ある程度の温度合わせもした方が良いでしょう。もし、冬場に温度合わせをせずに水槽内の水を3分の1も交換するとなると生体にはかなりのダメージが予測されます。

そうならない為にも注意点は守りましょう。換水の詳しいことについては、また後日記事にしたいと思います。
 

まとめ

今日は水槽内の水質、特にアンモニアについて取り上げてみました。では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。

生体を飼育すると、どうしても排泄物などから有毒なアンモニアが排出されます。アンモニアの濃度が増えると、アンモニア中毒になり、死に至ることも少なくありません。

アンモニア中毒になると、以下のような症状が出ます。

  • 目が曇る
  • 動かなくなる
  • 餌を食べない
  • エラの動きがいつもより速い
  • 尾びれに血管のような赤い線
  • そうなる前に、水質検査を行い、アンモニア中毒などを未然に防ぎましょう。

    水槽内の水質検査を行うには、水質検査用のキットや試薬を購入しなければなりません。検査キットや試薬は色々とありますが、気を付けなければならないのは次の2つ。

    • 正確な値を知りたい場合は単体のテストキットを使う
    • 大まかな値でよければ複数のテストキットを使う

    それぞれ、あなたの使用目的に合った商品を使用しましょう。但し、私のように田舎に住んでいる場合は実店舗ではなかなか入手できないので、手軽なネット通販がおすすめです。

    検査の結果、アンモニアの濃度が高い場合は速やかに換水を行いましょう。換水の目安は水槽の3分の1程度です。温度合わせも忘れずに!!

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