近頃、グッピーに興味を持っているというmarinさん。ショップでグッピーを買おうと思っているようですが、グッピーのことは何も知らない様子でした。
グッピーに国産とか外国産とかあるの?
でも、初心者なら国産のグッピーをおすすめしますね!
よく考えてみれば、国産の方が高いって不思議な世界ですよね。でも、それにはちゃんとした理由があるのです。
というわけで、今日は
グッピーの国産と外国産はどう違う?
というテーマを取り上げてみたいと思います。私のように人から譲って貰った場合ではなく、ショップでグッピーを買って飼育する場合にはちょっと注意が必要ですよ!
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国産グッピーと外国産グッピーの特徴を比較!
コンテストに出るようなグッピーってやっぱりちょっと違いますね。品があるというか、何というか・・・
こちらの動画を見てうっとりしてしまいました。
動画で紹介されているようなグッピーはなかなか手に入らないですが、やはり外国産よりは国産の方がそれに近い感じではありますね。
ショップで販売されているグッピーを見ると、「国産」「外国産」と表示してあることが多いと思います。特に国産グッピーの場合は「国産」を強調されますが、輸入グッピーに関しては「外国産」と表示されない場合もあります。
私も知識が無かった頃は、
と思っていました。しかし、それはちょっと浅はかな考えだったのです。
では、国産グッピーと外国産グッピーはどこが違うのでしょうか?簡単にそれぞれの特徴をまとめてみました。
- 価格が高い
- 鰭の長い種類が多い
- 比較的地味な体色が多い
- 健康的
- 群泳には不向き
- 価格が安い
- 鰭の短い種類が多い
- 比較的派手(原色系)なな体色が多い
- 病気になる可能性が高い
- 群泳に向いている
これだけで何となくわかったと思いますが、もう少し詳しく説明していきましょう。一番の問題は病気ではないかと考えます。
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グッピーは価格の違いが全てに影響?
まず、国産のグッピーと外国産のグッピーの違いで簡単に気が付くのは価格の違いですね。外国産のグッピーの場合は輸入コストがかなり掛かっているはずですが、何故かかなり安く購入できます。
それは、単純に考えて、大量に輸入しているからということになるでしょう。どのような形で輸入されてくるのかまでは解りませんが、恐らくグッピー側からするとあまり良い環境ではないでしょう。
他の魚種の場合はそれ程問題にはならないのですが、グッピーの場合はその環境が体調に大きく影響を及ぼします。
最近は少なくなっていると聞きますが、少し前はグッピーエイズと言われ、飼育し始めた途端に全滅・・・ということも少なくありませんでした。実は、私も経験しています。
恐らく、元々病原菌を持っているグッピーが、日本に輸入され環境が大きく変わったことで病気を発症。それが他の魚にも感染して大量死というパターンでしょう。
ですから、現在飼育しているグッピーの中に、購入したての外国産グッピーをすぐに混泳させるということは危険極まりない行為なのです。
考えてみれば、外国産のグッピーにとっても大迷惑な話ですよね。ある程度成長したところで、長距離輸送され、その度に水質は大きく変化するのですから。
特に水質に関しては海外と日本では大きく違うようです。グッピーの輸入元であるシンガポール、タイ、スリランカなどは弱アルカリ性の水で飼育しているのに対し、日本ではどうしても弱酸性になってしまいます。
グッピーは劣悪な環境下でも生きられるという印象が強い魚種ですが、急激な変化には対応することが難しいのです。
また、国産グッピーの価格が高い理由として、外国産のグッピーのように大量生産ではなく、大きく美しい個体を厳選して販売されています。ですから、どうしてもコストが掛かってしまうのです。
普通にショップで購入できる国産グッピーは外国産の3倍くらいの価格。ある程度良い国産グッピーになると、1ペアで5千円~1万円で販売されています。
極端な話、コンテストに出すような固体になると、1万5千円~3万円で取り引きされているのです。
そういうわけではありません。外国産グッピーには当たり外れがあるかもしれませんが、当たりの外国産グッピーを買って上手に飼育すれば良いのです。
入荷したての外国産グッピーには要注意!
初心者にはやはり国産のグッピーをおすすめしたいところですが、近くに国産グッピーを販売しているショップが無いという場合も多いですよね。(ちなみに、うちの地域には国産グッピーを扱っているお店はありません。)
それでもグッピーを飼いたい。しかし、生態を通販で買うのはちょっと抵抗があるという方も多いはず。
そんな時は、ショップでお気に入りのグッピーを見付けたら、
と、まずは聞いてみましょう。ホームセンターなんかで売られている場合、店員さんに全く知識がないかもしれませんが、その場合は価格で判断するしかないと思います。
300円程度なら間違いなく外国産グッピーです。
問題はここからです。更に店員さんに質問してみましょう。
こちらの答えは明確になるはずですよね。そして、
なんて答えが返ってきたら、買わずに一旦撤退しましょう。経験上、グッピーは購入してから1週間程度で病気が発症することが多いので、まだグレーゾーンです。
できれば、2週間以上その水槽で飼育されている個体や、その飼育されている個体から生まれた個体を購入するのが良いでしょう。但し、それでも100%安全とは言えませんが。
そして、外国産グッピーを買って来たら、まずは塩浴です。1週間様子を見ます。できればグッピー単独で飼育するのが好ましいと思いますが、混泳する場合は、混泳する魚を一匹だけ入れてみましょう。
大丈夫そうなら徐々に水槽の水に慣らしていきましょう。
塩浴については、こちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてください。
まとめ
今日は、国産グッピーと外国産グッピーの違いについて取り上げてみました。
国産グッピーというのは単なるブランドというわけではありませんが、やはり安心・安全を買うという意味では国産グッピーをおすすめしたいですね。
見た目に同程度のグッピーでも、国産と外国産では飼育時の注意点は大違いです。国産グッピーを買うということは、価格は高くなってしまいますが、その後の飼育難易度を考えるとコストパフォーマンスとしては非常に高いのではないでしょうか。
グッピーを長く飼育している人でも、外国産グッピーの飼育は難しいとされています。場合によっては全滅する可能性も否めません。
グッピーの寿命は1~2年です。できれば病気で死ぬのではなく、寿命まで生きて欲しいですよね。グッピーの寿命についての詳しくはこちらの記事をご覧ください。
あなたがショップでグッピーを買う時に、国産・外国産のどちらを買っても良いと思います。但し、長く飼育を続けたいと思うのであれば、国産グッピーでしょう。
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