グッピーを繁殖させる方法と謎に迫る!子沢山なワケは?

marinさん
うちのグッピーはなかなか繁殖しなかったのですが、ようやくこの前稚魚を発見できました!

おぉ~~!それは素晴らしいですね。しかし、グッピーって予想以上に繁殖力強いですよね。

marinさん
そうなんですか?
そんなに繁殖力が強いなんて感じませんけど。

グッピーってミリオンフィッシュって言われてるらしいよ。それくらい繁殖するんだって。

marinさん
えっ!?繁殖させるのに特別な方法が必要なんじゃないんですか?

いやいや、グッピーは基本的に勝手に増えるでしょう?

marinさん
そうかなぁ~。うちはようやく稚魚が10匹くらい増えただけ・・・
絶対に何か方法があるんでしょ?

そんな素朴な疑問を頂いているmarinさんのところのグッピーは幼魚から育てているので初めての産仔だったようです。

というわけで、今日は
 
グッピーを繁殖させる方法を教えて!
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。私も自分の水槽内で初めてグッピーの稚魚を発見した時はかなりテンションが上がったことを今でも良く覚えています。きっとmarinさんもかなり喜ばれたことでしょう。
 

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グッピーの繁殖方法は至ってシンプル!基本は放置すべし!

実は、グッピーの繁殖方法については難しく考えなくても大丈夫です。
そんなことを気付かせてくれるこちらの動画をご覧ください。

こちらの水槽は、2年間放置してある水槽なんだそうです。これを見てもわかるように、グッピーという魚種は基本的に放置しておけば勝手に繁殖してくれるというのが多くのアクアリスト達の意見でしょう。

私もほぼその意見に同意です。

グッピーは健全な雄と健全な雌が同じ水槽内に居れば勝手に繁殖します。グッピーと言えば、ペア販売が非常に多いですね。

marinさん
1ペアでは繁殖は無理なんじゃないの?

と思うかもしれませんが、かなりの高確率で繁殖することになるでしょう。グッピーという魚種はそれくらい繁殖能力が強いということです。

他の魚種ならなかなかこういうわけにはいきませんよね。ペアの相性が悪かったりすると喧嘩することもありますし、相性が悪く無さそうに見えても全く繁殖しないという場合も非常に多いです。

しかし、グッピーの場合は心配無用!元気そうな雄と雌が1匹ずつ居れば繁殖可能です。特別な方法は何も必要ありません。気が付けば稚魚で一杯になっていることでしょう。

但し、稚魚は親魚に食べられる可能性が高いので、あなたがより多く稚魚を残したいという考えならば隔離する必要があるでしょう。その場合の必要な物としては、

  • 産卵箱やサテライト
  • 稚魚育成用水槽

などです。生まれたばかりの稚魚は上手く泳ぐことができませんので、すぐに食べられてしまいます。自分の産んだ子を、生まれて直ぐに食べるという映像も何度か見たことがありますが、ショックですよね。

そんなことにならないように産卵箱などを準備しましょう。例えばこちらのような商品ですね。

marinさん
産卵箱って色々種類があってよくわからないよね?

ということなので、もう少し詳しく見てみましょう。
 

グッピーの繁殖には産卵箱を使おう!

稚魚の隔離についての詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。

産卵箱にはいくつかの種類がありますが、グッピーの繁殖をさせるには、産仔直後に稚魚が隔離される構造になっているタイプがおすすめです。具体的には、こんな感じの構造。

産卵箱は二層構造になっており、上と下の区切り部分には稚魚だけが通れるような小さな隙間があります。上の図で言うと、「稚魚出口」と書かれている部分です。ですから、生まれたばかりの稚魚は下の層に隔離されることになります。

運が悪ければ下の層に入ることができずに親魚の餌となる可能性もありますが、食べられる確率はかなり減るので多くの稚魚を親魚から守ることができます。

その後、産仔を終えた親魚はしばらく休ませてから元の水槽に戻します。仕切りを取り外せば、稚魚が大きくなるまでそのまま飼育することができるという優れもの。産卵箱を考えた人は凄いですね。

ちなみに、

marinさん
そろそろ出産時期だと思ったのに、なかなか産まない・・・

なんて場合には、産仔を促進させる方法もあります。確実というわけではありませんが。
 

グッピーの産仔を促進させる方法があるってホント?

繁殖を促進させる方法というのはありませんが、産仔を促進させる方法というのは、一般的に良く知られています。

それは、外部から刺激を与えてあげるということです。

外部から親魚に対して刺激を与えることで、産仔を促すことができます。但し、確実ではありませんし、早産の可能性もありますので、自己責任でお願いします。

その方法とは、環境変化です。水質水温の変化が刺激となり、出産する場合があります。最も簡単な方法は水換えです。しかし、急激な水質や水温の変化は対応できない可能性がありますので、注意が必要です。
 
ところで、グッピーはどうしてこんなに繁殖するのでしょうか?実は、他の魚種とは少し違う部分がありました。
 

グッピーの繁殖行動!受精方法に秘密があるってホント?

グッピーがどうしてこんなに繁殖するのかというと、

  • 卵胎生なので稚魚の大きさが他の魚種よりも大きい
  • 受精方法が他の魚種と違う

 
まずは稚魚の大きさです。メダカなど稚魚を見たことがあるでしょうか?卵から孵化したメダカの稚魚は非常に小さいですよね。しかし、初めてグッピーの稚魚を見た時、

思ったより大きいんですけど!!

と感じる人も多いことでしょう。私も少し驚きました。実は、グッピーは卵胎生なので、稚魚がある程度大きくなってから生まれます。体も大きいので、食べられる餌も選択肢が多いですし、育てやすいですよね。

稚魚の餌についてはこちらの記事もご覧ください。

そして、もう一つグッピーの繁殖には秘密がありました。実は、グッピーは1回の受精で3回出産すると言われています。ちょっと考えられませんよね?一体どういうことなのでしょう?

グッピーのメスは体内に出産3回分の精子を3~4ヶ月間も貯蔵することができるそうです。しかも、違う雄の精子を貯蔵しておくことができるというから驚きですよね。

つまり、グッピーの雌は精子を選んで受精することができるということなのです。更に言うなら、雄のグッピーが死んでしまっても体内に貯蔵しておいた精子を使って、自分の受精したいタイミングで受精することが可能ということになります。

こういう点からも、グッピーが繁殖し易いというのも頷けますね。
 

まとめ

今日は、グッピーを繁殖させる方法ということについて取り上げてみました。

基本的にグッピーは健全な雄と雌が居れば勝手に繁殖する可能性が高い魚種です。ショップで販売されているグッピーは雄と雌を別の水槽で管理されていることが多いと思いますが、私の知っているショップはごちゃまぜ状態で管理されています。

そして、ごちゃまぜ状態なので、既に稚魚が沢山生まれてたり・・・そういう水槽から雌のグッピーを購入すれば、雌だけでも繁殖が可能かもしれませんね。節約になるので試してみては如何でしょうか?

グッピーは卵胎生という性質上、非常に繁殖が容易な魚種です。繁殖させることは非常に嬉しく、私も最初の内は産卵ボックスやサテライトを使用して、稚魚が他魚に食べられないように守っていました。

しかし、気が付けば繁殖し過ぎてしまって困ることになりますよね。繁殖し過ぎたグッピーはどうするのかと言うと・・・

  • 里子に出す(知人などに貰ってもらう)
  • ショップに引き取って貰う
  • 大型魚の餌にする

と、そんなことになってしまいます。知人が育ててくれるというのなら安心ですが、大型魚の餌なんてことになったらとっても残念ですよね。ですから、私はその後は自然に任せています。

それでも、意外と繁殖しているので、本当にグッピーは繁殖能力の強い魚種だと感心させられますね。特別な繁殖の方法は知らなくても、誰でも繁殖させることができるのがグッピーの凄いところです。

是非、そんなグッピーに癒されましょう。

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