理由は良くわからないのですが、marinさんが知り合いからミネラルウォーターを頂いたそうです。
でも、ミネラルウォーターはあんまり良くないって聞いたことがあるような・・・
一見、ミネラルウォーターって金魚の飼育水にも向いてそうなイメージですよね。でも、実は良くないんです。
というわけで、今日は
金魚の水換えにミネラルウォーターを使うのはダメ?
というテーマを取り上げてみたいと思います。実は金魚だけではなく、淡水魚全般に飼育水としてミネラルウォーターを使用するのはやめた方が良いということです。その理由を考えてみましょう。
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金魚飼育に不向きなミネラルウォーターの成分は?
まず、ミネラルウォーターって何なのかと言うと、ミネラルが含まれている水のことですよね。ミネラルというのは、人の体に必要な5大栄養素の1つとされているものです。
- カルシウム
- マグネシウム
- カリウム
- ナトリウム
- etc.
もう少し詳しく言うと、ミネラルウォーターと言うのは食品衛生法により「水のみを原料とする清涼飲料水」と定義された水のこと。含まれているミネラルについては、源泉に含まれている場合と人工的に含ませる場合があります。
要するに、ミネラル自体が人の体に必要ということで、飲料水としてはミネラルウォーターが好まれるわけですね。しかし、人間には良いとされるミネラルウォーターですが、残念ながら金魚飼育には向いていません。
何故なら、金魚や熱帯魚が好む水の硬度は「軟水」だからです。
硬度というのは水中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量によって決まります。ですから、ミネラルウォーターの硬度は高いものが多いというのは感覚的に理解できるでしょう。
そして、日本の一般家庭の水道水は軟水が多いので、水槽の水換えでミネラルウォーターを使用するよりは水道水を使用した方が良いでしょう。特に外国産のミネラルウォーターの場合は硬度が高いので避けた方が良いですね。
日本の天然水を使用したミネラルウォーターなら比較的軟水が多いということですが、これも少し問題があります。
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日本のミネラルウォーターは溶存酸素量が少ないのが難点
市販のミネラルウォーターは食品衛生法により、加熱殺菌が義務付けられています。具体的には85℃以上で30分以上の殺菌をしなければなりません。
つまり、加熱することで、水の中に含まれている溶存酸素が抜けてしまいます。
金魚の水換えをするのに、酸素の含まれていない水を入れるなんてちょっと駄目でしょう。確かに、ろ過装置やエアレーションをしていれば問題ないのかもしれませんが、ちょっと抵抗がありますよね。
そんなことを考えていた時に目に付いたのが、こちらの動画です。
RO濾過という技術を家庭でも使えるようになったことで、水道水から純水に近い水を作り出すことができるのです。
金魚飼育には軟水が良いということでしたが、実際は硬度がゼロでも飼育には問題が無いと言われています。それは何故でしょう?それは、水の硬度がゼロだったとしても、与える餌にはミネラルが含まれているからです。
純水は体に悪いという話も、賛否両論あるのではっきりとしたことはわかりませんが、RO水は飲料水として利用されているものなので、問題ないでしょう。
まとめ
今日は、金魚の水換えにミネラルウォーターを使用しても問題が無いかということについて取り上げてみました。結論から言うと、市販のミネラルウォーターを金魚の水換えに使用するのはおすすめできません。
その理由としては、
- 金魚や熱帯魚は軟水を好む
- ミネラルウォーター(特に外国産)は硬水である
- 加熱処理のしてあるミネラルウォーターは溶存酸素量が少ない
という点です。それらの問題点を解決する方法は、水道水を使用するということに他なりません。
そこで、おすすめするのが先程紹介した動画のウォーターサーバー。ウォーターサーバーと言うと、大きなタンクをイチイチ交換するというイメージですよね。しかし、このウォーターサーバーは水道水から直接引き込むのでタンク要らずなのです。
しかも、純水に近いので、コケが生えにくいというのも大きなメリットではないでしょうか。そして、加熱処理をしているわけでもありませんので、溶存酸素量に関しても問題がありません。
気になる方は、こちらの公式ページで詳細を確認してみてください。
水換えということを考えると、
- カルキ抜きが不要
- 温度合わせが簡単
- どれだけ使用しても定額
という点も高ポイントですよね。但し、一度に使用できる水量には限りがあるので、水換えではなく新規水槽の立ち上げをする場合にはちょっと時間が必要になります。また、メーカーに問い合わせたところ、海水魚には使えないということでした。(理由についてはわかりません)
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