我が家で飼育していたピンポンパールが亡くなってしまいました。うちに来てから3年くらいだったので、まだまだ元気だと思っていたのですが・・・
ちなみに、亡くなったのはこちらの記事で紹介した産卵したピンポンパールでした。
というわけで、今日は
ピンポンパールを長生きさせるコツがあるの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。あなたの飼っている可愛いピンポンパールがいつまでも元気な姿で泳いでいられるように、是非参考にしてください。
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ピンポンパールを長生きさせる7つのコツ!
実は少し前に、ピンポンパールを長期間飼育させ、何度も繁殖に成功させているという方に話を伺う機会がありました。その方に教えて頂いた、ピンポンパールを長生きさせるコツはこちらの7つの項目です。
- 飼育数は少なめにする
- こまめな換水を!
- エアレーションをしよう
- 水温はなるべく一定に!
- 病気には注意
- ストレスを与えない
- 餌にも気を遣おう!
では、それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。
ピンポンパールは泳ぎが苦手!長生きさせるなら飼育数は少なめに!
ピンポンパールの泳ぐ映像を見ていると癒されますよね。
あの愛らしい泳ぎ方がたまらなく可愛いピンポンパールですが、愛らしい泳ぎ方というのは泳ぎが苦手ということにもなります。チャームポイントがウィークポイントにもなっているのですね。
ですから、多頭飼いはなるべく避けた方が良いということ。沢山のピンポンパールを飼育したいなら、なるべく大きな水槽を準備するのが良いでしょう。
また、他の魚種との混泳には気を付けるべき。ピンポンパールと同じように泳ぎの苦手な金魚なら問題ないかもしれませんが、同じ金魚でも和金系の動きの速い金魚との混泳は危険です。少しでも長生きさせたいと思うのなら、混泳もなるべく避けましょう。
ピンポンパールを長生きさせるにはこまめな換水を!
ピンポンパールというよりも金魚全般に言えることですが、それ程水質に敏感というわけではありません。しかし、金魚はよく食べ、良く糞をするので水を汚す名人です。そして、それはピンポンパールも同じ。
換水はできれば週に1~2回、少なくとも2週間に1回はしてあげましょう。でも、換水って凄く手間が掛かりますよね。そういう時はこちらの記事を参考にしてください。
ピンポンパールを長生きさせるにはエアレーションは必須!
金魚と言えばブクブク。ブクブクと言えば金魚・・・そう、ピンポンパールにもエアレーションをしてあげた方が良いでしょう。確かにエアレーションが無くても基本的には問題はありません。
というイメージが強いかもしれませんが、ピンポンパールの酸素供給に関しては水中の溶解酸素で十分賄えていることが多いので、それよりもろ過バクテリアの為ということです。
エアレーションの詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。
また、エアレーションをすることで水面の油膜についても対策ができるので一石二鳥。最近は静音設計のエアーポンプも増えてきました。ですから、ピンポンパールの長生きの為にも是非エアレーションをしてあげてください。
ピンポンパールは低温でも平気!でも、水温はなるべく一定に!
ピンポンパールは意外と低温でも意外と大丈夫です。日本の冬は寒いので、ヒーター無しで越冬するには室内とはいえかなり厳しいでしょう。ちなみに、金魚は寒くなると冬眠します。
しかし、海外でのは26℃前後でピンポンパールを飼育されることが多いようです。比較的安価で購入できるピンポンパールに関しては海外産まれの海外育ちなので、それに合わせて26℃前後の水温で飼育するのが長生きさせるコツ。
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ピンポンパールも他の金魚と同じようにヒーター無しでの飼育も可能ですが、長生きして欲しいなら熱帯魚用のヒーターを使用するのがおすすめです。金魚用のヒーターは水温が低めの設定になっているので、熱帯魚用が良いでしょう。
ピンポンパールを長生きさせるには常に観察を!
人間でも同じですが、寿命が縮む一番の原因は病気ではないでしょうか。ピンポンパールは病気に罹りやすいと言われることがあります。私の印象も他の金魚よりは弱いというイメージ。
ピンポンパールの病気の中でも多いのが次の3つ。
- 転覆病
- 松かさ病
- 赤班病(せきはんびょう)
実は松かさ病と赤班病はエロモナス菌による病気です。エロモナス菌はどこにでも居る常在菌なので、ピンポンパールが元気な状態なら病気になることはありません。しかし、何らかの原因によって免疫力が低下した時に病気になります。
特にエロモナス菌に関する病気は早期発見しないと治らないことが多いので、こまめにピンポンパールの状態をチェックしておくことをおすすめします。
できる限り水質には注意し、もし病気に感染したと思ったら直ぐに塩浴か薬浴できる準備をしておきましょう。塩浴に関してはこちらの記事を参考にしてください。
ピンポンパールも人間と同じ!ストレスを与えないのが長生きのコツ!
現代社会はストレス社会。それは人間だけの話ではありません。ピンポンパールもストレスを感じることがあるのです。そして、ストレスが多いと長生きすることはできないので注意しましょう。
ピンポンパールのストレスの原因として考えられるのは次の5点。
- 他の魚からの攻撃
- 急激な水質変化
- 急激な温度変化
- 照明時間のバラつき
- 水槽を叩いたり揺らしたりする
上記のようなことが無いようにしてあげましょう。ピンポンパールは非常に温和な魚種なので、喧嘩するようなことはありませんが、ストレス緩和の為に水槽内にある程度の隠れ場所や水草を入れておく方が良いでしょう。
ピンポンパールの餌にも気を遣おう!
ピンポンパールは泳ぐのが苦手ということもあり、浮遊性の餌を食べるのも苦手です。ですから、餌を食べることさえもストレスになるかもしれません。また、栄養面に関してもバランスの良い餌がおすすめです。
ですから、一般的に販売されている金魚用の餌ではなく、ピンポンパール用の餌を与えるのが良いでしょう。
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こちらの餌はピンポンパールにも優しい沈下性の餌です。タンパク質たっぷりでおすすめです。
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何故ピンポンパールは長生きできない印象なのか?
実は、私の周りでもピンポンパールを飼育していたという人は意外と多くて驚いたことがあります。しかし、皆さん口をそろえて「ピンポンパールは長生きしない」と。
それは何故なのでしょうか?主な理由としては次の2点です。
- 品種改良されて弱くなっている
- 若い個体が販売されている
では、もう少し具体的に見ていきましょう。
ピンポンパールは品種改良されて長生きできなくなった
ピンポンパールは元々パールスケールという品種だったのを品種改良して丸くした品種です。基本的に形を求めて品種改良されると、弱くなる傾向にあるのは当然でしょう。
パールスケール(外国産)
特に金魚に関しては元々はフナだったのをここまでの形に改良しているので、長生きできなくて当たり前と考える人も多いようです。
ピンポンパールは主に若い個体が販売されている
ピンポンパールに関しては小さい個体の方が可愛いということで人気があります。ですから、ショップで販売されているピンポンパールは比較的若い個体が多いので、体力的にはまだまだ・・・と言ったところ。
そんな個体を色んなところに引っ越しさせ、違う水質で飼育するというのはストレスにもなりますし、体力を奪うことにも繋がります。その結果、長生きできないという結果に繋がっているようです。
まとめ
今日はピンポンパールを長生きさせるコツということについて取り上げてみました。私自信はやはりそこまで意識していなかったという点があったので、またピンポンパールを飼育することがあれば注意して飼育したいと思います。
では、もう一度記事を振り返ってみましょう。
ピンポンパールを長生きさせるコツとしては次の7つのポイントでした。
- 飼育数は少なめにする
- こまめな換水を!
- エアレーションをしよう
- 水温はなるべく一定に!
- 病気には注意
- ストレスを与えない
- 餌にも気を遣おう!
あなたも、上記のポイントを守り、ピンポンパールに優しく接してあげてください。ちなみに、金魚の年齢を人間の年齢に置き換えるとこんな感じになります。
金魚 | 人間 |
---|---|
1歳 | 16歳 |
2歳 | 24歳 |
5歳 | 40歳 |
あっという間に成長、そして追い越されてしまいますが、長生きと言うには6歳、7歳まで育てないといけませんね。
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