外掛けフィルターってとっても便利ですよね。特に何も考えなくても、買って来てそのままセットして電源入れればろ過してくれるという優れものです。でも、ろ過能力としては少し物足りないと感じる方も多いのではないでしょうか。
外掛けフィルタと言えば、付属している専用マットには活性炭が入っています。活性炭が悪いものではありません。その辺りはこちらの記事をご覧ください。
というわけで、今日は
外掛けフィルターにろ材を追加!おすすめは?
というテーマを取り上げてみたいと思います。活性炭だけでは頼りないと感じていたあなた!これを機に外掛けフィルターのグレードアップを行いませんか?
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外掛けフィルターに入れるなら!ろ材のおすすめはこちら!
外掛けフィルター用の専用マットは3ヶ月程度で新しい物に交換するというのが前提の商品です。それは中に入っている活性炭の吸着効果が無くなるということで、消耗品扱いになっているから。
でも、新しい物に交換するということは、ようやく定着したであろう濾過バクテリアも捨ててしまうことになりますよね。これって経済的な部分以外にも、凄く勿体無い話だと思いませんか?
そういった理由から、外掛けフィルターに長く使用できるろ材を入れたいという発想が生れました。そして、メーカー側にも要望が多かったのでしょう。実は、外掛けフィルター用ろ材というものがメーカー各社から販売されています。
例えば、こちらの商品。
- GEX:パワーハウスカスタム イン
- コトブキ工芸:外掛けフィルター用バイオろ材
- スドー:麦飯石リング濾材
他にも色々ありましたが、どれも似たような商品ばかり。そして、これらの殆どの商品が袋に入っている状態で、そのまま外掛けフィルターにポンッと入れて使用することができます。とっても便利ですね。
しかし、残念ながら、内容量がちょっと少ない気がします。元々、外掛けフィルタは沢山のろ材を入れられる設計にはなっていないのですが、それにしてももう少し入れたいですよね。
そこで、おすすめするのがエーハイムのサブストラット(通称サブスト)というろ材。ちょっと高級なろ材ですが、多くのアクアリスト達に支持されています。
小さい球状のろ材なので、外掛けフィルタの限られた空間の中でも意外と沢山入ります。しかし、外掛けフィルタにろ材を入れる時にはちょっとした注意点があります。それは、以下の3点。
- ゴミなどで詰まらないように気を付ける
- ろ材に水の流れがある
- できればエアレーションをする
そこで、できればやった方が良いのが外掛けフィルターの簡単な改造です。おすすめのろ材を入れても、上記の条件が揃わなければ濾過バクテリアは繁殖・定着することがありません。
改造と言っても、それ程難しいことではありません。次の章で解説したいと思いますので、是非あなたも挑戦してみてください。
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外掛けフィルターを改造!ろ材を最大限に生かす方法!
外掛けフィルターと外部フィルターを比較すると、外部フィルターの方が濾過能力が高いということは感覚的にわかると思います。
なぜなら、外部フィルターの方が圧倒的にろ材の量が多いからですね。しかし、実はろ材の量の問題だけではなく、水の流れという点でも非常に工夫されているのです。
つまり、外掛けフィルターをほんの少しだけ改造して外部フィルターのような水の流れを作ってやれば良いということになります。
言葉で説明するよりも、動画の方が解り易いと思いますので、まずはこちらの動画をご覧ください。
何となくわかりましたね?動画ではカッターでプラスチックの下敷きを切っておられましたが、なかなか骨の折れる作業だと思います。
先日、バックスクリーンを作るということで、頑張ってPPシートを切ろうとしましたが、結局ハサミの方が切り易かったです。詳細はこちらの記事をごらんください。
というわけなので、カッターで切るのは大変だと思うのでハサミで切ることをおすすめします。ハサミならわざわざ購入する必要はないですよね。材料はプラスチック製の下敷きさえあればOKです。
下敷きの切り方は動画の通り、長方形の物を1個、それから凸型(?)の物を1個です。今使用している外掛けフィルターの大きさに合わせて切ってくださいね。
こうすることで、外掛けフィルター内には、下(ポンプ)→上→下→上(排水)という水の流れができます。

小さなサイズの外掛けフィルターの場合は奥行き方向に仕切りを入れるとろ材が殆ど入らないかもしれません。その場合は上手く水の流れを作って左右に分割する方法もあります。
そして、できればエアレーションをする方が良いでしょう。バクテリアも呼吸をしているので酸素が必要です。酸素を供給してあげることで、バクテリアはより活発に働いてくれるでしょう。
ですから、可能ならエアストーンを底に入れて、エアー供給してみてください。その場合は、蓋にエアチューブ用の穴を開ける必要があります。ちなみに私の使用している外掛けフィルタはエアの入るタイプの商品でした。今まで何の為に付いている機能なのかわからなかったのですが・・・
まとめ
今日は外掛けフィルターにろ材を入れるなら何がおすすめかということについて考えてみました。初心者の内は外掛けフィルターのろ材については何の疑問も持たなかったのですが、少しずつ知識を得る毎に、純正のマットでは物足りなさを感じるようになりますよね。
そんな時に誰もが思いつくのが、外掛けフィルターにろ材を入れるということです。おすすめのろ材としては、エーハイムのサブストラット(通称サブスト)を紹介しましたが、それに拘る必要はありません。
アクアリウムメーカーから発売されているろ材に優劣を付けるということ自体が難しいので、小さくて外掛けフィルタにも入れ易いということを考えながらショップで探してみてください。

あまりおすすめはしませんが、洗車用スポンジを小さく切ってろ材として使用されているという方も少なくないようですし、重要なのはろ材の質ではないのかもしれません。
それよりも、きちんと水の流れができているということの方が重要でしょう。注意点は以下の3点。
- ゴミなどで詰まらないように気を付ける
- ろ材に水の流れがある
- できればエアレーションをする
その為にも外掛けフィルターに少しだけ手を加えて改造してみましょう。せっかくろ材を入れたのに、水の流れが無いところにろ材があっては意味がありません。ですから、あなたも少しでもろ過の強化ができるように工夫してみてはいかがでしょうか。
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